みんぽすよりモノフェローズとしてホームネットワークビューワ三洋ALBOをお借りしました。
いわゆるデジタルフォトフレームですが、無線LANでネットワーク対応していたり携帯電話から赤外線で繋がることで、写真を中心とした家族のコミュニケーションツールを目指しているところに惹かれ、どれくらい使えるのか確かめてみたくて。
このレビューはWillVii株式会社運営の国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
- 商品を無償でお借りして、レビューを掲載しています!
- ブロガーへの報酬、指示は一切ないので、完全に中立なレビューです!
ALBOの外観は丸みを帯びた小さなTVのような形でとっても可愛いです。Chumbyと比べるとだいぶ大きいですね。
スタンド部に操作ボタンがついている他、側面にSDカード、USB、メモーリースティックDuoのスロットがあります。このスロットにデジカメのSDカード/メモリースティックDuoやUSBメモリを差し込めば、写真を簡単に見ることが出来るというのは普通のデジタルフォトフレームと同じです。
7インチの800×480の液晶を搭載しており、発色が良く、非常に綺麗に写真を映すことができます。メニューを押して、データ整理で一覧を見たり写真を回転して保存したりすることができます。メニューのスライドショーでスライドショーの仕方を色々設定したりも出来ますね。
ただ、ちょっとメニューの構成が分かりにくいような感じがします。
地味ですがまわりが暗くなると自動的にスライドショーが消え、明るくなるとスライドショーが再開するのは良いですね。Chumbyと同じく常時電源入れておかないと、ネットワークに繋がっている意義が半減しますが、やはり電気の消費が気になりますので。
画面が90°回転して、縦位置にすると自動的に画面が変わるのは良いですね。スライドショーと同時に時間表示やカレンダー表示もできるのですが、表示すると画面の半分近くを占有するので折角綺麗な写真が小さくしか表示できなくなります。このあたりもう少し小さく時刻を表示するまたは写真に重ねるモードがあれば良かったかな。
しかし何と言っても特徴的なのはネットワーク対応。まずは無線LANの設定します。うちの場合はステルス&MACアドレス認証とかやっているので少し設定が面倒でしたが、最近のAOSS対応の親機とかだったら簡単なはず。(ちなみにMACアドレスは底面のシールに書いてありました)
無線LANに繋がってしまえば、パソコンのブラウザで設定できます(もちろん本体でも設定可能ですが、文字入力とかがかなり大変です・・)。ただ、DHCPで自動に払い出されたIPアドレスが分からない。ネットワーク設定の接続先を選んでもアクセスポイントに接続しに行くだけで編集画面にならない??
まあ、適当に(arp -aコマンド等を使ったりして)IPアドレスを見つけてブラウザで設定しました。MacのSafariだとリロードしないとメニューが表示されなかったりしました。ログイン中は本体画面にも接続中と表示されます。ログオフ忘れたという場合は本体でキャンセルを。
ニュース設定でRSSを受信できます。これも真っ黒な背景にタイトルが表示されるだけの味気ないものなので、スライドショーしながらティッカー表示できるとか、RSSに含まれる概要や写真等が同時に表示されるなどしたらもう少し良かったかな。
ネットワークストレージ上にある写真も自動的にダウンロードして表示することができます。Picasaとフォト蔵にしか対応していませんが、アカウントとパスワードを設定しておくと定期的に更新をチェックして新しい写真があればダウンロードするようです。(普段、デジカメの写真はFlickrにEye-Fiで自動アップロードするようにしているので、Flickrに対応していればより良かったな。)
Picasaに写真をアップロードしておくと、確かに自動的にスライドショーで新しい写真が表示されるようになりました。巡回間隔で指定した時間より反映に時間がかかりましたので、アップロードしたら即時に他の場所で見せるという用途には使えなさそうですが、大量にアップロードしてもいつの間にかダウンロードされているのでネット側で(遠隔から)表示したい写真を変えることができますね。ただすべての写真をダウンロードするのでなく、タグ指定でダウンロードする方が例えば実家にALBOを置いておいた場合など見せたい写真のみ見せることができるのにと思いました。
(Eye-Fiで自動的にPicasaアップロードした写真はなぜかダウンロードされませんでしたが、原因は不明です。一週間くらいたってやっとダウンロードされました。またなぜかPicasaにアップロードすると、飽和した色が一部おかしくなっています。)
無線LANだけでなく、携帯電話の赤外線受信に対応しているのも面白いですね。感度が悪いのか何度も失敗してしまいましたが、受光部のかなり近くで携帯から写真を赤外線送信すればmicroSDカード等を抜き差しせずに写真をALBOに入れることができます。ちょっと送信時間がかかるのが難点ですが・・。
この他メールで写真とメッセージを送るなんてのもあるのですが、まだ成功していません・・。
写真を中心とした家庭のコミュニケーションに使えるということで、簡単さ、面白さを期待していたのですが、まだまだ設定や操作が難しい、動作が遅いのでストレスを感じてしまいます。(タッチパネルで選ぶだけとかならよかったかもしれません。)もう少し家族皆で簡単に遊べる感じが欲しいと思いました。
もしくは、マニアックな路線に走るならChumbyのように自作アプリケーションが動くようにできると面白い使い方が生まれそう。
デジタルフォトフレームとしては非常に綺麗に写真を映し出すので、普通に子供の過去の写真をPicasaにいっぱい入れておいてスライドショーにしておいたら、昔話で盛り上がったりはしました。