CyberBuzzより手のひらサイズのコンパクトナビ「XROAD RM-C3500」をお借りしました。
携帯位置情報マッシュアップ「ここらで」をやっていたり、ハンディGPS geko201を使っていたりする関係で、カーナビにも興味があります。このC3500はポケットにも入るコンパクトサイズで場所を選ばずいつでも使えるというふれこみでしたので、その辺りの使い勝手も確かめてみたいと思います。
手のひらサイズというのは本当ですね。かなり小さく軽く、簡単にスタンドから取り外して持ち運ぶ事ができます。
95×80×19.5mm,250gのWindows CE 5.0搭載の端末なのですが、逆にタッチパネル液晶は3.5インチでカーナビとしては少し小さく感じるかもしれません。
ACアダプタは付属しておらず別売りになっています。(シガーライター電源ケーブルは付属しています。)
ただminiUSB端子で充電するので、miniUSBケーブルを持っていればPC等から充電可能です。
初め何を押しても反応せず焦りましたが、全く充電されていなかっただけで充電すればメニューが現れました。
トップメニューや設定メニューはアイコンがかなり大きく押しやすくなっています。
背面には大きなスピーカーが付いており、ナビの音声案内や音楽はそれなりの音量で聴くことができます。ただしモノラルですが。もちろんイヤホンでステレオで聴く事も可能です。
地図データの入った1GのSDカードが付属しており、SDカードスロットに入れて使います。このSDカードにmp3ファイルを入れればミュージックプレーヤーで聴く事ができるのですが、あまり空き容量がないので、多くの楽曲を入れる事はできないようです。
ミュージックプレーヤーは一応mp3ファイルが再生できますよというおまけ機能のような感じです。間違ってもポータブルmp3プレーヤーとして使う事は考えない方が良いと思います。
ナビゲーション機能の部分とそれ以外の部分(メニュー/設定やミュージックプレーヤー)はかなりインタフェースが違いますね。
ナビゲーション機能はいかにもカーナビという作りになっているので、カーナビを使っている人には使いやすいと思います。
GPSの最初の捕捉速度は、geko201よりは良いですが、N906iμよりは悪い感じがします。ちょっと使ってみただけの感触ですが。
もちろんルートナビや周辺検索などができます。周辺検索はデータ数の問題なのか施設によって待たされたりすぐに出てきたりします。
ポータブルなので、車に乗ってから目的地設定したりルートを確認したりしなくても家の中で設定していけるのが良いですね。ルートナビ機能等はお盆に車に乗るときに確認してみたいと思います。
残念なのはやはりカーナビの機能を抜けきれておらず、「場所を選ばずいつでも使える」というのが、自宅や目的地でのカーナビ操作を少し拡大できる(設定とか地図の確認とか)ということに留まっている点です。もっとポータブル機ならではの歩行ナビとか踏み込んだ周辺情報との連携とかあると楽しくなるのではないかな。携帯やiPhoneなどの進化とカーナビの進化が融合していくのでしょうね。