昨日は先週のEX-FC100に引き続き初台のCASIO本社でのカシオ&WillVii主催のEX-Z400モノフェローズセミナーに参加してきました。
すでにB-PromotionからEX-Z400をお借りしてレビュー中なのですが、開発者自身の話を聞いたり、撮影会でダイナミックフォト撮影を体験することで印象が変わるのかとても興味がありましたので。
下は撮影会で撮影したダイナミックフォトを繋ぎ合わせたものです。
モデルの女性はKirricoさん、男の子は松本瑞生くんです。
このレビューはWillVii株式会社運営の国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
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EX-FC100はカメラの「撮り方」を変えるというのに対し、EX-Z400はカメラの「使い道」「楽しみ」を拡げるという進化を狙っているそうです。今までは撮る・見るという楽しみだったのに対し、「創る」「工夫する」という楽しみを創造し、一般化すること、その提案の一つがダイナミックフォトになります。
PCソフト等で画像切り出しというのは何度もやったことがあるので、その難しさ・面倒さは理解していますので、それをカメラで簡単にしようとチャレンジし続けたことは共感できました。
ちなみにマルチモーションも同じような技術を使っていますが、背景を差し替える訳ではないため、多少ゴミが残っても気がつかないだけだとか。
子供を撮ってちょっと変わった背景の中に入れることで子供が喜ぶのを見て親も喜ぶとか、おじいちゃん・おばあちゃんへのグリーティングメッセージに動く子供の姿を入れるとか、写真にちょっとしたお遊びのアクセントを入れて携帯に送信するとか。そういうコミュニケーションを楽しんでもらいたいとのこと。
動画変換にWEBサービス(Dynamic Studio)を使っているのは、変換作業そのものよりも変換した動画を共有するためのツールにするためだったのですね。携帯用のQRコードがまさにそのためでした。
(であればWebへの埋め込みコードやYouTube等へのアップロードとかあったらさらに良かったと思います。)
ちなみにDynamic Studioでの動画変換はCASIOのデジカメで撮った写真しか変換できないそうですが、EX-FC100で撮った高速連写写真を動画に変換するのにも使えるらしい。
デジカメの中で動画でなく連続写真として扱っているのは、プリントアウトなど高解像度を得たいときに写真の方が便利だかららしい。
開発者のお話の後は撮影会へ。白い背景と照明のセットが組まれていました。
背景画像はあらかじめご用意してSDカードに入っていましたので、モデルさんに背景に合わした動きをして頂き、それを切り出して合成するという撮影会でした。
上半身のみの撮影で真っ白の背景にすると手持ちでも切り出しが難なくできましたが、全身を撮ろうとして他のものが入ってしまうと3脚なしではうまく行きませんでした。(3脚の上に置いて撮影しても数度認識失敗してしまいました・・)
やはり簡単に撮りたければ模様のない背景にするのが一番のようです。
20枚の写真の切り抜きや合成にはそれなりに時間がかかるので、切り抜きと合成を別のステップに分けて独立して行えるのは良いですね。撮影会ではとりあえず切り抜き撮影(動くキャラクター)に専念しました(笑)。
やはり出来上がりをイメージして撮影や配置を行うことが大切になりますね。
被写体の連続写真と被写体抜きの背景を撮影して、切り抜きを行ったものが下になります(黄色の部分が切り抜かれた背景)。
これを背景上に配置して合成します。微妙な位置調整ができないので狙い通りにするのは難しいのですが、この辺も課題らしい。
こんな感じで作成したダイナミックフォトの作例をまとめて一つの動画にしてみたのが最初の動画になります。
先日のファーストインプレッションでは、ダイナミックフォトの使い勝手が気になりましたが、技術開発がまだまだ続いている段階で漸く実用に堪える切り出しができるレベルになったこと、親しい人のコミュニケーションを豊かにすることを目的にしているので、創作の自由度や正確さよりも簡単さ、話題性を狙っているんだなと感じました。
白い壁の前で子供を撮影して切り出し、別の写真と合成して一緒に楽しむとか、白い紙に落書きしたものをカメラを動かしながら撮影し、写真に合成して友人に携帯でメールするとかいう利用なら十分に使えそうですし。
作品を創ろうと構えてしまうのでなく、相手を楽しまそうとする遊び心で使って楽しむというのが良さそうです。
モデルのお二人、CASIO、WillVii、モノフェローズの皆様ありがとうございました。