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B-PromotionよりカシオのコンパクトデジカメEX-Z400の体験モニターを行うことになりました。この機種は動く被写体を背景から切り出し、別に撮影した背景と合成して、動く合成写真を作ることができるダイナミックフォト機能が特徴です。
EX-FH20のセミナーのとき、動いている被写体をうまく切り取って重ね合わせ1枚の写真上に軌跡を描くマルチモーション機能の切り出し技術を他にも応用しようとしていると仰っていたのがこのダイナミックフォト機能ですね。
このダイナミックフォトを体験してレビューしてみたいと思います。
B-Promotionの案件は初めてですが、本案件では3回のレビュー記事掲載、ダイナミックフォト5作品以上、商品写真6点以上、指定リンクの掲載および掲載時期・期間の指定など細かい指示が多いですね・・・。
また、記事および作品の審査があり合計5名の方に本製品がプレゼントされるそうです。金額の記載は禁止されていますが多少の記事掲載費も頂けるそうです。だからといって評価をゆがめたりはしませんのでご安心を。以上案件内容概要の開示です。


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EX-Z400は先日紹介したEX-FC100と同じようなインタフェース/デザインとなっていますが、SLOWボタンの代わりに顔を綺麗に撮影できるメイクアップ機能のダイレクトボタンがついています。ダイナミックフォトは特徴だけど、日常的には使わないのでより使うメイクアップ機能がダイレクトボタンになっているのかな。
とりあえずダイナミックフォト機能というのを使ってみました。家の中にあるものでテスト的に撮っただけなのであまり意味はないですが、完成した動く合成写真が下になります。


ダイナミックフォトはまず、BSボタンでベストショットの中から「動くキャラクター」というのを選択して、被写体の切り出しを行います。被写体に含まれない色の動かない背景の前で被写体を撮影します。設定で20fps,10fps,5fpsで20枚連写するか1枚だけ撮影するかを選択できます。
被写体を撮影した後はそのまま被写体をフレーム外にして背景だけで撮影します。そうすると背景を切り取って自動的に被写体だけにするという仕組みです。(仕組み的にはMacのPhotoBoothの背景合成エフェクトと同じような感じかな。)
この被写体だけ切り出した連続写真が新しい写真として登録されるので、再生モードでメニューボタンを押して「キャラクター貼り付け」を選んで、キャラクターとして切り出した被写体を選び、背景として別の写真を選べば自動的に合成されて動く合成写真のできあがり!って、結構めんどくさい・・・。
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しかも背景だけを写す時に少しでもずれると認識できず切り出しできないので、3脚での固定が必須です(もしくは背景を模様の何もない平坦な壁にするか)。写真の3脚(スタビライザー)はManfrotto 797 Modepocket。こんなのを使うと便利です。
ちょっと気軽に撮ってみようと言う感じではなく、ちゃんと構えてダイナミックフォトを作るぞという意気込みが必要って感じかな。慣れれば難しくはないですが。
あと、背景は静止画のみで動画(連写写真)は使えません。切り出したキャラクターは背景の1/4のサイズになります(変更不可)。このあたりの制約が残念。(PhotoBoothみたいに色々できると面白かったのですが。)
まあ、でもこういう制約下でどういう作品が作れるかということが問われている訳ですね。

話を戻して、作ったダイナミックフォトを動画にするにはダイナミックスタジオというWebサービスを使います。PCにダイナミックフォト(連続写真)を読み込んで、上記サイトに写真をアップロードして、動画フォーマットを指定して作成を押すと動画がダウンロードできるようになります。YouTubeで共有するならフォーマットはflvで640×480に設定するのがおすすめ。
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でも動画にするのって何でWEBサービスを使わないといけないのかな。本体だけでできた方が便利だと思うけど、機能が入らなかったってこと?まあMacでも使えるので付属のPC用ソフトを使って・・とかいうのより良いですが。
でもむしろ、切り出したキャラクタと背景の合成もWEBサービスでやって、大きさを変えたり、動画背景を使ったり、キャラクタを動かしたり・エフェクトをかけたり・半透明にしたり、とか言ったことができた方が楽しいかも。
以上ファーストインプレッションとしてちょっと厳しいことを書きましたが、切り出しや合成は思ったよりもちゃんとできる(切り残しが目立ったりしない)印象です。アイデア次第で面白い映像を作れそうです。
最後にもう一点作成したダイナミックフォトを掲載しておきます。

(追記)開発者の話を伺ってきたこちらの記事も参考にしてください。
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