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昨日は、EX-FH20セミナーに引き続き、WillVii株式会社(みんぽす)とカシオ計算機株式会社主催のイベント「 HIGH SPEED EXILIM EX-FC100セミナー」に参加してきました。
EX-FH20セミナーの時に、ハイスピードを一般コンシューマ向けにコンパクトにして届けるモデルを開発中という話でしたが、まさにそれがEX-FC100とEX-FS10だったというわけです。
今回も開発者によるセミナーとEX-FC100を使ったモデル撮影による体験会がありました。
モデルの方は小林由佳さん。なんと2005空手全日本チャンピオン ワールドカップ銅メダルだとか。その技をハイスピード撮影で激写という趣向です。
EX-FC100で撮影した写真はクリックすればオリジナルを見ることができます。

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EX-FC100の容積130cm2はハイスピード初号機のEX-F1の780cm2の実に83%減、EX-FH20の535cm2の76%減。EX-FC10の82cm2は同89%、85%減になっています。EX-F1を触った時にもう少し小さければ・・と思っていましたが、まさかたった1年でこれだけコンパクトになるとは思いもしませんでした。これには基盤を小型化したり、温度対策したり、センサーを小型化したりとかなりの工夫があったみたいです。

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左の写真の左手前がEX-F1,左奥がEX-FH20、右奥がEX-FC100です。右の手前がEX-FC100の一番初めのモック、その奥が2番目のモックだそうです。初めのモックを見た時はカッコ悪い感じだったが、それから更なる薄型化にチャレンジして今の形になったとか。
右の写真はEX-FC100を部品に分解したものです。

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左がEX-FH20の基盤で右がEX-FC100の基盤。FH20の時はICとメモリの間に多数の配線があったのですが、FC100では両面に実装されているために省電力化にも繋がり発熱も少なくなったとか。サイズで66%減、部品点数で53%減になっているそうです。

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表面処理にも特徴があります。白い塗装かと思っていましたが、特殊な化学処理と研磨処理だけだそうで塗装はされてないそうです。2年間暖めていた処理でこの記念的なモデルで採用したらしい。メッキでないのではがれたりはしないとか。
ハイスピードモデルを一般用にというのは、コンパクトサイズにするだけではダメです。やはり、どのように使えるのかというのを提案して簡単に使えるようにしないと。FC100の真のすごさはこちらだと思いました。

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右の写真のようにハイスピードを活かした特徴的な機能にアクセスするためのダイレクトなボタンが用意されています。メニューの奥に機能があってどうやって使うか分からないとか機能があることも知らないというのは良くありますが、ダイレクトボタンがあることで簡単に使うことができますね。それぞれの機能は撮影会での写真/動画を使って紹介したいと思います。

まずはスローモーションビュー。本体上面のSLOWボタンを押すと液晶画面の表示が超スローになります。SLOWボタンを押してから2秒間の30枚の写真が自動的に撮影されコマ送りで表示されますので、ここぞという時にシャッターボタンを押せば決定的瞬間を撮影することができます(2秒間は設定で変更可能)。シャッターチャンスを逃しても繰り返し表示されますのでじっくり狙うことが可能になります。

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SLOWを押すだけで高速連射されるので、こんな感じでインパクトの瞬間を撮影することができます。ただしスローモーションビューで撮影できるのは1枚だけです(上記写真は高速連写したものを合成しています)。SLOWを押した瞬間、時間がゆっくりになる(止まる)ため、開発者は「加速装置」と仰っていましたが、分かる人には分かりますね。

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実際にスローモーションビューで撮影した写真です。このような写真は静止して撮るものらしいですが、すごく速い蹴りをそのまま写真を撮れるのがすごいです。

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こんな瞬間だって撮れたりします。
スローモーションビューは画素数が変わるため、SLOWを押した瞬間に画角が変わるのは違和感がありますが、慣れてしまえば狙い通り写真を撮ることができますね。
SLOWで物足りなくなったら(何枚も残したいと思ったら)高速連写を行えば良いということで、ちょっと操作が異なってしまうのは難しいかもしれませんが、確実に入り口は簡単になっています。
次は、ハイスピードムービー。写真とは独立したボタンになっていますので、静止画、動画の切替なしに撮影することができます。
30-210fpsに設定すれば、30fps(普通のスピード)と210fps(スローモーション)を切り替えて撮影できます。切り替えは左右ボタンで切り替えられます。

いくつか撮影したハイスピードムービーを載せておきます。



髪の毛や破片などかなり綺麗に撮れています。スローモーションはより美しく感動的になりますね。
もう一つ隠し機能じゃなくて売りの機能として、一押しショットというものがあります。BS(ベストショット)ボタンを押して、集合写真風のアイコンを選ぶという手間が必要ですが、集合写真のようなたくさんの人がうつるようなシチュエーションで、連写して最も良い顔(目、笑顔、ぶれなしなど)が並んだものを自動的に1枚選んで写真に残すというものです。かなりチューニングに苦労したそうです。
確かに子供などなかなか良い瞬間が合わなかったりするので、これは良いかもしれませんね。
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モデルの小林さんとカシオのスタッフが並んでかなり動きまくっているという悪条件で撮影しましたが、結構良い写真がとれました。
EX-F1やEX-FH20ですでに体験しているハイスピード撮影ですが、高速連写で撮影された多くの写真から良い表情や決定的瞬間を押さえるということがより手軽に便利になり、普段の生活の中で使ってみると面白いかもと思えました。狙って撮るから撮っておいて選ぶへ。写真の撮り方が変わりますね。このEX-FC100を1ヶ月お借りできるのでぜひ体験してみたいと思います。
カシオ、WillVii、モデル、モノフェローズの皆様ありがとうございました。

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