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第56回江戸川乱歩賞受賞作ということで注目されている小説「再会」(原題「再会のタイムカプセル」)をAMN経由で講談社より頂きました。早速読まさせて頂きました。
作者の横関大氏は毎年1本の長編小説を書き上げて、江戸川乱歩賞に応募すると8年前に決め、本当に毎年応募し、最終選考で落選したりもしているそうです。その根気が今回の受賞につながったことはすばらしいですね。
ストーリーは過去に秘密をもつ幼なじみがある事件をきっかけに再会し、その事件の真相とともに過去の秘密も明らかになって行くというオーソドックスなものですが、そこは江戸川乱歩賞を受賞しただけあって、現在の事件と23年前の事件との関係が徐々に明らかになったり、新しい展開があったりと読者を飽きさせず引っ張って行く構成が良く練られていると思いました。私も色々推理しながら読み進めましたが、予想は裏切られました。
最初の導入が少し退屈だったり、語られない部分があったりと言った面も感じましたが、最後の方は一気に読み進めてしまいました。
読み終わった後も心地よいと感じる小説ですので、おすすめです。
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