昨日はみんぽす主催のモノフェローズ向けカシオデジカメ新商品発表会に参加してきました。記者向けの発表会が行われたのと同じ会場で新EXILIM EX-TR100, EX-ZR100のプレゼンと体験がありました。中でもEX-TR100はCESでTRYX(北米のみの名称)として発表された新しいデザインのデジカメです。
EX-TR100はこのように、フレーム、レンズ、液晶がかなり自由に回転する作りになっており、様々な形で使うことができます。
このデザインは、一度デジカメを写すレンズ、観る画面、ホールドするボディに分解し、再構築して考えることで、生まれたデザインだそうです。特にデジカメとムービーがデジタルになっても変わらない状況を変革し、ムービーとしてもデジカメとしても使いやすい姿を目指したとか。
デザイン画やモックアップを色々作成して、最終的に6角形が印象的なデザインになっています。
デジカメとしては、薄型タッチパネル搭載のデジカメとして使えます。もちろんタッチでシャッターが切れたりします。(現段階ではちょっと触っただけで意図せずシャッターが切れてしまう感じでした。)
フレームを90度回転させることで、ムービースタイルになります。さらに液晶が回転することで高い位置や低い位置からも撮影可能(バリアングル)になります。
フレームは結構丈夫で力を入れてもびくともしませんでした。
フレームはこのようにどこかにぶら下げて動画や静止画を撮影することも可能です。
そして自立スタイル。自分撮りや集合写真に便利なスタイルです。
これを実現するため(とコストのために)、全体的に6角形のデザインの中、液晶だけは4角形になってます。
写真のオレンジのタイマーアイコンを引っ張ると、シャッタータイマーが起動します。(この引っ張る操作もなかなか成功しなかったですが。)
カウントダウンはこのように数字が見えて分かりやすいです。
HDRアートやスイングパノラマなども搭載されています。
さらに手を振るジェスチャーでシャッターが切れるモーションシャッターなんてのもありました。換算21mmの広角といい、かなり自分撮りを意識している感じです。
タッチインタフェースがシンプルかつ格好良くでサクサク動くのが好印象でした。
(撮影した写真は手ぶれやピンぼけが多かった印象がありましたが、これは調整が済んでいないからだと思います。)
もう一台発表されたのがEX-ZR100。以前お借りしたEX-ZR10の後継機になります。
変更点の一つはZR10の特徴だったHDRアートの効果が3段階選択できるようになったことらしいです。ZR10の時は、どのくらいHDRアートの効果をかけるかで、「写真として美しく」と「派手で面白い」の間で揺れて最終的に「派手で面白い」寄りに調整されたらしいですが、今回は3段階に選べるようにしたとのこと。ちなみにZR10はZR100でいうところのレベル2とレベル3の間くらいだとか。
下にZR100のHDRアート機能で撮影した写真を掲載しておきます(オリジナルを80%に縮小したものになります)。
これがレベル1
これがレベル3。あまり変わらない感じもしますが、被写体によってはかなり変わります。
やっぱり面白い画が撮れますね。
その他の変更点としては、1cmマクロが可能になったとか。
HDRアート中心でしたが、撮影してみた感じではやはり手ぶれが気になりました。これも調整がすんでいないためと思いたいです。
ZR100の方はZR10とあまり変わらない印象でしたが、TR100は面白いデザインとかなり面白いタッチインタフェース良かったです。
開発者の方は、ケータイとの差別化を意識されていましたが、一般的に自分撮りの中心はケータイになっているように思うので、まさにこのデザインをケータイに持ち込んだ方が面白いのではと感じました。
CASIO, WillVii, モノフェローズの皆様、ありがとうございました。
以下、蛇足です。
平日夜ということで駆け足かつ商品発売のかなり前ということでファームが完成していないため撮影データはEX-ZR100のHDRアートのみ縮小した上で持ち帰ることができるという感じで、体験としてはいまいちでした。マーケティング上、発表後早くやりたいということも理解できますが、やはり商品として自信をもって出せるタイミングでイベントをして欲しいと感じました(もしくはP社のように発売前でも自信をもって出すとかw)。