Pogoplug スピードの遅さと安定性が課題


Pogoplugの発表会で手持ちのUSBハードディスクをパーソナルクラウド化できるというその機能を聞き興奮し、早速セットアップしてみたPogoplugだったのですが、使ってみると少し課題が多いように思いました。



まず、メディア処理にとても時間がかかってしまいます。写真(JPEG)、音楽(MP3)、動画(AVCHD)ファイルが大量に入ったUSBハードディスクを接続したのですが、メディア処理(サムネイル作成等)に1週間以上かかってしまいました。(本当はバックアップなど、もっと様々なファイルの入ったUSBハードディスクを接続したのですが、1週間以上立ってもいっこうに終わる気配がなかったので、メディアファイルだけ別のHDDにコピーして再チャレンジしました)



メディア処理が終わるとこのようにブラウザでサムネイル表示され、そのままプレビューできたり便利なのですが、サムネイルが表示されるまで結構待たされます。また、サムネイルが表示されないことも良くあります。
動画はメディア設定でプレビューを作成にしていたのですが、静止画がいくつか切り出されるような感じで再生されます。トランスコードするにすればさらに時間がかかると思います。
やはり一覧がすぐに表示できないというのはかなりストレスが溜まってしまいます。ここがサクサク動くようになればかなり快適になると思います。
またMacにドライブとしてマウントしていた場合もフォルダ内容の表示まで少し時間がかかってしまうのが残念。特にブラウザでファイルダイアログを開く時に少しの時間止まってしまうようになったりするのが使いづらいです。
Eye-Fiの保存先ドライブにマウントしたドライブを設定しておけば、自動的にUSBハードディスクに保存されクラウド風に参照も可能というのはとても良いと思います。
Time Machineのドライブとしても使えればもっと良かったのですが、それはできないようです。

そして一番困るのは、たまにUSBハードディスクを認識しなくなること。こうなると外からはどうしようもなくなります。本体を再起動すれば治るのですが、必要な時にファイルが見れないのであればクラウドとは言えないように思います。
メディア機能などとても期待していただけに、スピードの遅さや安定性の問題は残念でした。家はBフレッツで回線速度はそれなりに出ているので、クラウド側のサーバの負荷か方式の問題か分かりませんが、他のクラウドサービスに近い速度が出てくれないとおすすめしにくいと思います。
現段階では他のクラウドストレージサービスと併用して、使うかどうか分からないけどいざとなった時ファイルを取り出せる大容量ストレージとして利用するのが良いかも。
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saya: