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11/10にCANON PowerShot S100のブロガーミーティングに参加してきました。何と日本発表当日のイベントです。しかも12月販売開始なのに試作機の貸し出しまで。
以前、PowerShot S90をお借りしていて、とても映りも使い勝手も良く気に入っていたのですが、PowerShotのさらなる進化を企画・開発に携わった匠のみなさんから伺ってきました。
ちなみに、記事中のPowerShot S100本体が写っている写真以外はすべてPowerShot S100で撮影したものです(ただし試作機なので商品と写りが変わるかもしれません)。


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目指したのは暗い居酒屋でもストロボ無しで綺麗な写真を撮ることができるコンデジ。
評判の高かったPowerShot S90, S95なのに、要望を真摯に受け止め、映像エンジン、センサー、レンズというデジカメで重要な3つのパーツを一新するというチャレンジをおこなった意欲作です。開発者自身も買いたいと思える最高傑作に仕上がったとか。
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まず、映像エンジンはDIGIC 5に。ノイズリダクション、ホワイトバランス、連写性能などが進化したそうです。特に、ノイズリダクションには力を入れ、ノイズかディテールかを正確に高速に判断できるようにしたとか。
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さらに、センサーを自社製にすることでノイズリダクションに必要な情報をより正確にDIGICに伝えることができるようになった。フォトダイオードで光を効率的に集め、電子に効率的に変換、ノイズを少なくデジタル化するというところで、いかにノイズとディテールを分けられるかにこだわったそうです。
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センサーはS90,95の1/2.3型10M画素CCDから1/1.7型12.1M画素CMOSセンサーに。高速読み出しが可能になったので、フルHD動画撮影にも対応しました。
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そして、レンズも。F2.0の明るさは変わらず、S90,95の28mm-105mmから24mm-120mmの5倍ズームに。無駄をそぎ落とし洗練させ、24mmの広角が欲しい。もっと望遠が欲しいという声に応えたとか。
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レンズはワンコインサイズなのだとか。S90,95よりも小さくなって薄型化にも貢献しているそうです。
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さらにGPSなどにも対応。バッテリー容量も向上し、GPSオンでも一日は持つようにしたそうです。
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デザインはS90等とあまり変化はないが、上面などなるべく凹凸のない直方体のデザインから、ダイヤルなど少し隙間や段差を持たせて操作しやすくし、カメラ好きが満足できるデザインとしたそう。
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特にグリップにはこだわっており、見た目の存在感はあまり感じられないが、持った時にしっくりくるグリップしやすさを実現したそう。
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オプションのカメラケースとして革の専用ケースと同梱の両吊りストラップが発売されます。
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こちらはキヤノンオンラインショップ限定の革ケース。ケースをしたまま撮影可能です。
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ウォータープルーフケース。
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写真/カメラが趣味の本格的ユーザーはもちろん、クリエイティブ志向の高いユーザにも日常的に使ってもらいたいとシルバータイプも用意。
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永瀬正敏、道端アンジェリカ、豊田エリーなど著名人に日常を撮影してもらった写真展「REAL TIME 3」も全国のキヤノンギャラリーで開催するそう。
ちなみにPowerShot S100を早く触ってみたい方はキヤノンショールームで体験することができるそうです。
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ということで、早速PowerShot S100を触ってみた感想と、撮影した写真を掲載します。
私がお借りしたのはシルバーの方です。なかなか落ち着きのあるシルバーで良い感じです。S90よりもかなり薄く感じます。
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広角24mmから望遠120mmまでになったのはとても良いですね。よほど遠くのものを除いて撮りたいものを撮ることが出来る感じです。
リングダイヤルも感触が良くなっている感じがしました。絞りを変えたり、ステップズームに使えたりします。
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モードダイヤルも勝手に変わってしまったりしない柔らかすぎず堅すぎないちょうど良い感じになっています。
GPSが搭載されていますが、特に外見上出っ張ったりしてないのも良いですね。
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こだわっていたグリップも前面に中指、背面に親指を置くことで、見かけ以上にしっかり握ることが出来ます。
操作も特に迷うこと無くできました(PowerShotやIXYに慣れているからだけかも)。
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料理を撮影してみました。かなり寄っても撮影可能なので、料理の撮影には向いてそうですね。ホワイトバランスの補正も優秀です。
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かなり部屋を暗くして料理を撮影してみました。ISO1600です。
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ISO500
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ISO80
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やはりかなり暗い場所のジオラマ模型
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電車を流し撮り。
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暗い場所の花を望遠で夜景と一緒に。
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品川の夜景。
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帰り道の夜景。
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夜景は本当に綺麗に撮れますね。

HD動画(明るいシーン)

HD動画その2(暗いシーン)
少し撮影してみた感じでは、とても精細に良く写るし好感触でしたが、少し気になる点もありました。
・特に暗いシーンではシャッターを押してから撮影/記録が終わるまで少し時間がかかり(AUTOモード時)、サクサク撮影できないため少しストレスを感じる。
・暗めで望遠すると、液晶表示が実際よりタイムラグが感じられ、シャッターを押しても被写体ぶれ/手ぶれを起こすことが多い(プレゼンで話をしている方を撮影した時にぶれたのが多かったり・・)。暗いところではシャッタースピードをかなり遅くして補正をしているようです。
・背面液晶で見た写真がいまいちに見える(白すぎたり精細感がなかったり)が、パソコン等で確認するととても綺麗だったりする。
こういう感じでちょっと失敗写真が多かったのが気になりましたが、試作機のためかもしれませんし、使うシーンによって印象が変わるかもしれません。引き続き様々なシーンで撮影して、その感想を書きたいと思います。GPSやHDR、様々な撮影モード、手ぶれ補正あるようなので、そちらも試せればと思います。
キヤノン、AMN、ブロガーの皆様、ありがとうございました。
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