CANON EOS M ミラーレスEOSを発表当日に体験してきました


本日CANONから満を持して発表されたミラーレス一眼「EOS M」。記者発表があったその場所でキヤノンマーケティングジャパン主催のブロガー向けの体験イベントが開催されるということで、Fans:Fansの紹介で参加してきました。
EOS Mの特長やデザインに関するプレゼンの後、動く実機に触る事ができました。ただし、まだ開発中の試作機で撮影画像の持ち帰りも当然できませんでしたので、触ってみた感想などを書きたいと思います。



EOSという名を冠している以上、EOSのアイデンティティである高画質は外せない。ということで、迷う事なくAPS-CサイズのセンサーとDIGIC 5を搭載し、他のEOSにひけを取らない高画質を目指したそう。

既存のEFマウントのレンズ群もマウントアダプターで使用する事ができます。AFやISをはじめほぼすべての機能がそのまま使えるそうです。

EOS Kiss X6iでも採用された像面位相差AFセンサーにより、高速な位相差AFと高精度なコントラストAFのハイブリッドCMOS AFを採用。
使ってみた感じではちょっとAFが遅いような気がしました(コントラストAFのLUMIXに比べて)が、まだ試作機だからでしょうか。

EOSの高画質へのこだわりを継承しつつ、小型・軽量化を実現。新開発のMgシャーシとEOS Mマウント、シャッターユニット・CMOSセンサーのパッケージ・マウント接点ユニットなどのキーパーツの小型化などで小型化を図ったそうです。

さらにタッチパネル液晶で操作が簡単にできるようにして、操作用のボタンやダイヤルを大幅に削減する事で小型・軽量化。



手持ちのGX1と比較してもこんなにコンパクト。

こちらはNEX-5Nとの比較。

EOS M専用のEF-Mマウント用には2種類のレンズが用意される。


EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
標準ズームレンズで、ダイナミックIS搭載
STM(ステッピングモーター)で静かでスムーズな動画撮影が可能
非球面レンズ3枚の効率的な配置で高画質・小型を両立

レンズフードを付けたところ。

EF-M22mm F2 STM
パンケーキレンズでF2の明るさ。
沈胴構造とSTMで小型・軽量を実現
最短撮影距離15cm
非球面レンズ1枚搭載
レンズは共に高品位金属外装となっており、高級感があります。アヤメローレットと言うそうですが、フォーカス、ズームリングのギザギザも格好よいです。



マウントアダプターは着脱式三脚座付き

デザインは小型ながらEOSの遺伝子を経書下こだわりで高品位感を持たせているとか。

上方向に絞り込む形状で小さく見える造形処理となっており、同時に様々なホールディングを考慮した結果でもある形状。
EOSのホールドしやすい流線型のこだわりが継承されているのですね。

確かにシャッター部の傾斜や全体的な丸みで非常に持ちやすく、持った時に心地よい感じがしました。シャッター部は人差し指の角度・位置を徹底的に検討して快適操作を実現したとか。
動画はモードダイヤルで動画を選ばないと撮影できませんが、これも誤動作を防ぎためのこだわりだそう。

右下の位置にボタンがないのも誤動作を防げそうです。
また、レンズ、液晶、三脚穴、シューなどの光軸が揃っているのもCANONらしいこだわりです。

色はブラック、シルバー、ホワイト、レッドの4色ありますが、単なるカラバリではなく、それぞれの完成度にこだわっているそうです。

ブラックはビーズ入り塗料でEOSで使用されているものと同等。ヘビー用途でも問題のない塗装になっています。

シルバーはアルマイト処理の質感を活かした金属感のある外装。高齢層に人気とか。

ホワイトはIXY30Sのこだわって創り出したホワイトと同様の高光沢ソリッドホワイト。そういえば、デザインもIXY30Sと少し似てますね。高感度で反射光が少しでも入ったらだめなので、白色は不利なのですが、もちろんその辺りも克服しているそう。

レッドはアルマイト処理にトップコートで色づけし、奥行き感のある金属風のワインレッド。これも人気の色だとか。

ダブルレンズキットには、マウントアダプターやスピードライトも付属するそうです。
EVFは搭載の予定がないそうです。型番もEOS Mだけなので、ラインナップが増えるのかどうかも不明。上位を求めるならミラーありEOSへ、という考えのような感じがしました。
色々使ってみましたが、タッチ操作なども分かりやすく快適で特に戸惑う展もなく、撮影できました。オート機能が優れているところも良いですね。現段階で完成度は高く、動画撮影も快適。AF速度くらいしか不満に感じませんでした。
さらに知識を補完するためにエントリー層向けのHello, ミラーレスEOSスクールというのもやるそうです。

さすがはキヤノン。あとだしじゃんけんじっくりと出すべきミラーレスのあり方を検討して、そつなくまとめた突っ込みどころがあまりないモデルだと感じました。マイクロフォーサーズを使っている身としては複雑ですが、ぜひ使ってみたいな。
9月中旬の発売予定になっています。

お土産にプレス用の資料やプレス用画像が入った16GBのSDカードを頂きました。
CANON, AMN, ブロガーの皆様、ありがとうございました。

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