技術がなくても想いがあればカタチにできる DMM.makeクラウドソーシング #プレカン

DMM.comが昨年11月に立ち上げた、ハードウェアスタートアップを支援するモノづくり施設「DMM.make AKIBA」。その中のイベントスペースBaseで、DMM.makeが6/25に大幅リニューアルで立ち上げたDMM.makeクラウドソーシングについて伺ってきました。




DMM.makeは北野武氏のCMで有名ですね。このCMにはDMM.make AKIBAにオフィスを構えるCerevoの岩佐氏も出演。


多彩なものづくりの装置類は別のフロアにあるそうですが、Baseにも3Dプリンターや、


3Dプリンターで造形したオブジェクトなどが少し置かれていました。


ものづくりの装置類が置かれているフロアも見学してみたいな。


DMM.makeについて語って頂いた田中綾一氏。


DMM.makeでは以前から3Dデータをアップロードして、3Dプリンターで造形するサービスを行っていましたが、難しいのは3Dモデルをデザインするところ。クリエイターが作った3Dモデルを販売するマーケットサービスなどもありますが、こんなものを創りたいという想いがあるけど、3Dモデルがデザインができないという人にはやはりハードルが高い状況でした。


リニューアルしたDMM.comクラウドソーシングは、その想いをクリエイター・エンジニアに依頼して実現するサービス。企画・設計/開発・製造・検証・販売のモノづくりの全てのプロセスを専門家に依頼することができます。しかも企業だけでなく一般の人も発注が可能。


ペットや子供、好きなキャラクター※のフィギュアを作りたいとか、自分だけのアクセサリーを作りたい、オリジナルな模型を作りたいなどなど、想いがあればあとは実現してくれる人を募集し、提示された提案・見積もりから選ぶ形になります。登録されている専門家を指名することも可能(受けてくれるかは分かりませんが)。
※商用キャラクターなどの作成は個人利用に限定されますし、規約に違反するようなモノは製作できません。


例えばペットの造形であれば、立体化するのに必要な正面、側面、背面、上面や寸法/特長のある表情などの写真や図が最低あれば発注できるそう。創りたいものをクリエイターに伝えることさえできれば創れちゃうというのはすごい時代になりました。


開発の工程はそれぞれ別途に依頼する必要はなく、まとめて依頼することができるそう。こういうので難しかったのが金額で、見積りをもらってもそれが妥当なのか分からないという悩みがありましたが、かなり幅があるものの料金の目安が記載されていたり、様々なクリエイターの内訳が入った見積りを比較することができたりするというのが良いですね。プロに依頼するのでそんなに安くはないですが、今までの企業間の発注を考えると驚くほどの低価格に思います。
まだ始まったばかりで発注は少ないそうですが、モノがあふれる世の中で、想いを込めたプレゼントはクラウドソーシングで制作した一点モノが当たり前の時代になるかもしれませんね。

DMM.comクラウドソーシング

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