今日はPen編集部からの招待で、「Sir Thomas LIPTON新製品プレス発表会&紅茶体験セミナー」に参加してきました。
リプトンの創業者名を冠したプレミアムシリーズ「Sir Thomas LIPTON(サー・トーマス・リプトン)」新商品の発表やマスターブレンダーによる茶葉のブレンド体験セミナーなど楽しんできました。
会場は帝国ホテル。帝国ホテルもSir Thomas LIPTONも125周年。
生演奏でお出迎え。サー・トーマス・リプトンはそういう人に喜ばれることをするのが好きな人だったそう。
さらにライブの砂絵パフォーマンスでサー・トーマス・リプトンのストーリーが描かれます。手で描いたり砂をかぶせたりでどんどん画が変わっていきます。ミラノEXPOのカザフスタン館でやっていたパフォーマンスと同じですね。
1890年当時、庶民には手の届かない高級品だった紅茶。上質な紅茶を誰もが楽しめるようにしたいと、自ら海に出たトーマス・リプトン。
それを完璧な紅茶としてブレンド、世界に広めた。(ということだと思います。砂絵は特に説明がありませんでしたが。)
このストーリーがCMにもなっています。
ユニリーバ・ジャパンの元島さんはサー・トーマス・リプトンの人柄・言葉などを紹介。
そして、この創業者の名前を冠したプレミアムブランド「サー・トーマス・リプトン」
その新商品「ロイヤルミルクティー」が新発売されるそうです。アールグレイ、イングリッシュブレックファースト、チャイの3種があります。
また、この新商品のサンプリングと125周年特別茶葉紅茶が試飲できるイベント「旅するティースタンド」が限定オープン。六本木(東京ミッドタウンアトリウム)、横浜、名古屋、京都、神戸、銀座をめぐるそうです。
125周年特別茶葉は、125周年の帝国ホテル内でも販売される予定だそう。
リプトンの日本人唯一のマスターブレンダー 江間俊也氏からは、Sir Thomas LIPTONのこだわりについて教えていただきました。
日本が紅茶の輸入している国トップ3はスリランカ、インド、ケニアだそう。
Sir Thomas LIPTON製品のために厳選した産地は、スリランカ ティンブラ、インド ダージリン、インド アッサム。
そして、こだわっているのがブレンド。茶葉も年や季節で味わいが変化するし、消費される国の水質や嗜好も違う。
これらを考慮しつつ安定した品質を提供するために必要なのが茶葉のブレンド。
リプトンには50名のティーテイスターがおり、その中でも10名がリードテイスター(マスターブレンダー)として、リプトン独自の基準を守り続けているのだそう。そのため毎月官能テストが実施されるのだとか。
この後、セカンドフラッシュのダージリンとスペシャルブレンドの紅茶を頂きながら、紅茶好きのゲストの東儀秀樹さんの話などを伺いました。
セカンドフラッシュとは夏摘みのダージリンの茶葉だけを使ったマスカテルフレーバー(マスカットフレーバー)と呼ばれる特徴的な香りが感じられる紅茶だそう。
東儀秀樹さんはコクの強いアッサムティーが好みだとか。その他、雅楽などに関するエピソードなども披露して頂けました。
最後の「こだわりというのは、人に共感してもらって、それが自分に返ってきて増幅される感覚が楽しい」というような言葉が印象的でした。
そうそう、9/1にTEA HOUSE GINZAという紅茶について学べる体験型のティーハウスもオープンしているそうですよ。
プレス発表会の後は場所を移して、江間俊也氏による紅茶のブレンド体験セミナー。
テイスティングで確かめるのは味、香り、そして紅茶の色など。日本では水が軟質であるためストレートで紅茶を飲むことが多くその透明感なども重視されるそう。
また、テイスティングはちょっとした体調などに左右される事があるので、必ず複数人でやるようにしている。淹れたてと時間がたったものでは味が変わるので、テイスティングのスピードも重要なのだとか。
クオリティダージリン(セカンドフラッシュのダージリン)、ダージリン、アッサム、アールグレイ、オレンジペコーの5種の紅茶を用意して頂いて、一口ずつテイスティングさせていただきました。
テイスティングは音を立ててすすることで、空気を含ませより香りが感じられるようにするのがコツ。
確かに、香りや味の違いがよく分かりました。
次はこの5種類の茶葉をブレンドしてオリジナルの紅茶を作る体験。
どんな時にどんな場所でどんな風に飲みたいかのコンセプトを決めることで、迷子にならないようにするのだとか。
私は「朝食時に自宅で気持ちの良いさわやかな朝を迎えるための紅茶」をコンセプトにしてみました。
さっきの紅茶2種類ずつをブレンドしてテイスティングしていきイメージに合うものを選びます。
そして合計10杯になるように2種類の茶葉をブレンドします。私はアッサム6杯+アールグレイ4杯にしてみました。
茶葉を混ぜあわせるときは缶を振らず回転させる感じで。振ると茶葉が痛むそう。
茶葉を2杯分入れて、お湯を注ぎ、3分待ちます。3分以上だと雑味が出てくるので、濃さは茶葉の量で調整したほうが良いとか。
注いだ紅茶は、アールグレイの柑橘系のさわやかさとアッサムのコク・インパクトで、まさに朝のさわやかな目覚めに良い感じになりました。
ミルクを注ぐとまろやかで上品なミルクティーになり、これもゆったりとした朝を迎えるのに良さそうです。
もちろん紅茶のブレンドなど初体験でしたが、こんな紅茶の楽しみ方もあるんだと、とても良い勉強になりました。
おみやげに紅茶のセットも頂きましたので、ぜひ紅茶を楽しんでいきたいと思います。
Pen編集部、ユニリーバの皆様、江間さん、ご一緒した参加者の皆様、ありがとうございました。