オムロン ヘルスケア株式会社さんが開催された「薄くて軽い iPhone対応の新型血圧計 モニター体験イベント」に参加してきました。イベントでは、11/30発売予定の手首式血圧計HEM-6321Tの発表&体験イベントですが、イベントでは高血圧のリスクについても教えていただきました。
高血圧だと脳卒中のリスクが高くなるというのはもちろん知っていましたが、認知症にも影響するというのは初めて知りました。しかも高齢になってからの高血圧だけでなく、中年期に高血圧であったかの方がリスクが大きいとか。
中年期の高血圧を降圧治療で中年期のうちに治療すると認知症発祥リスクは大幅に抑制されるそう。
高血圧は高齢期だけでなく、若いうちから気にしないといけない病気だと言えます。
高血圧を予防・治療するには血圧測定が欠かせない。
でも日本での高血圧者は4300万人と推定されているが通院している人は半数にも満たない。
でも、血圧を気にしている人は増えており、高血圧の指摘を受けた人だけでなく未病の人も30・40代から家庭で血圧を測っている人は多くなっている。
特に30・40代では男性の方が高血圧の人が多い(女性は女性ホルモンの影響で血圧上昇が抑えられていると考えられるそう)。なので男性は特に注意が必要。
オムロンヘルスケアでは、数年前よりコンパクトな手首式の血圧計を発売。
コンパクトで手首に巻いて簡単に血圧が測定できるのは良いですね。
測定時は上腕式のものと同じようなエアを送り込むモーター音や排気音が聞こえます。
これに対して、新商品では、モーター、ポンプ、エア配管、バルブに相当する部品を一つに集約。血圧測定時特有の音がなく測定できるように。
血圧計は心臓の高さで測定する必要があるのですが、ランプで適切な位置を知らせるサポート機能も付いています。
オレンジ色のランプでは高すぎ・低すぎを示します。
青いランプの点灯時が正しい姿勢。この状態で測定されます。傾きをセンシングして判断しているそうです。
測定後の画面のアイコンで、ちゃんと巻けていたかの確認もできます。
ちなみに先の血圧の数値にやばっ、と思いましたが、家庭で安静時に測定するとかなり違う数値に。イベントに遅刻ぎりぎりで焦って行ったからかな。
測定する環境や状態で血圧はかなり変動するようですので、一回の測定で一喜一憂しても仕方なく、習慣的に測定することが重要だそう。
曜日でもストレスなどによって変動したり、朝晩でも変動したりする。
ちなみに脳梗塞や心筋梗塞の発生は午前に集中していたりするそう。
血圧は寒い時期にもあがる。
最近の血圧計は通信機能でデータを管理できるようになっており、このデータはオムロンヘルスケアの血圧計のデータと会員登録の都道府県を集約して作成しているとか。
新商品のHEM-6321Tは、iPhoneとのBluetooth LEでの通信機能を持っています。
「からだグラフ」というアプリを使って連携します。WM(わたしムーヴ)というドコモ・ヘルスケアの健康サービスへの会員登録(無料)が必要です。
アプリからデータ転送アイコンを押して、iPhoneで血圧データの管理ができるようになります。グラフ表示で変動を見ることもできます。
HEM-6321Tは2人でスイッチを切り替えて使うことが可能。メモリ機能があるので、iPhoneと連携しないで使うことも可能です。
バックライトを搭載せず、本体に記録するメモリが1人分のHEM-6320Tも同時発売。HEM-6321T、HEM-6320Tともに、国内の松阪工場での製造。
NFCで通信するAndroid用のHEM-6310Fというも発売中です。
高血圧を改善・予防するには食事もポイント。ということで、血圧に配慮したお食事も頂きました。
ひじき混ぜごはん玄米おにぎり
ひじきや切り干し大根、玄米にたっぷり含まれる食物繊維には降圧効果がある。塩分も控えめ。
鮮魚のマスタードパン粉焼き
さんまやアジなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸(EPA・DHA)には降圧効果があるとされる。
カラフル野菜ピンチョス
野菜やイモ類に多く含まれるカリウムは、余分な塩分を体外に排出してくれる働きがある。カリウムは水に溶けやすので野菜は生で。
オムロンヘルスケアの手首式血圧計の新商品HEM-6321Tを発売前にモニターとして頂きましたので、これから血圧を計測していきたいと思います。
オムロンヘルスケア、iWire、AMN、参加の皆様、ありがとうございました。