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1/29は「帰ってきた ONEDARI BOYS」というイベントに参加してきました。
ONEDARI BOYS結成10周年を祝って開かれたイベントで、ブログマーケティングの先駆的存在であるONEDARI BOYSを振り返るプレゼンや、ONEDARIしたという大量の飲み物・食べ物での懇親会など楽しみました。

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ONEDARI BOYSとは、ネタフルのコグレマサトさん、みたいもん!のいしたにまさきさん、Modern Syntaxのモダシンさん、ジェット☆ダイスケさん、徳力基彦さん、たつをさんなどブロガーにより結成されたチーム。興味のあるものを企業にONEDARIして、それをそれぞれの切り口で個性あるブログで紹介するという、その後のバイラルマーケティングの基礎を作ったと言っても過言ではない伝説の存在です。と言っても私はその活躍当時はあまり知らず、その後の発展過程で様々な形でお世話になった方々です。

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Lifehacking.jpの堀E.正岳さんはONEDARI BOYSとよく間違われるそうですが、ONEDARI BOYSには参加していなかった、というかまだブログを始めていなかったそう。そんな堀さんがONEDARI BOYSを紹介。

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企業から依頼されてブログマーケティングを不用意にやってしまうと、お金をもらったことを隠して行うステマ(ステルス・マーケティング)や興味ないけど貰えるならと読者が不在になる可能性があるが、ONEDARI BOYSは自分たちが興味があるものを企業にONEDARIして読者に紹介するという構造。

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ONEDARI BOYSのレビューは露出、味付け、メディアの種類などそれぞれの持ち味があり、それが上手く組み合わさっていた。

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例えば、サントリーにONEDARIしたという「ハイボールナイト」。

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そのイベントやそのクチコミを通じてハイボールの認知が広がり、サントリーもそれに乗っかってブレイクしたという成功事例です。
サントリーさんには色々イベント等でお世話になっておりますが、そのきっかけになったイベントですね。

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今までのマスマーケティングというのは企業が全方位に向けて行っていたマーケティングでそれだけコストもかかっていた。

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ブログマーケティングをPVだけだと勘違いすると、安いけど拡散力の低いマスマーケティングになってしまう。

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ONEDARI BOYSの場合は、企業の熱い想いをそのままでなくブロガーが解釈し、特徴づける独自の言葉を発見し、新しい言葉で読者に伝えるということが起こる。
その新しい言葉を見つける場こそONEDARI BOYSの活動だと紹介されていて、堀さん自身この活動に参加できていなかったことを残念がられていました。

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こへださんからも、広告業界から観たONEDARI BOYSの紹介が。ただしご本人は体調不良のためプレゼン資料のみです。
人が何かを支持するときは、より高みを目指して欲しいと応援する「推し」目線と、自分だけの特別であってほしい「担」目線がある。

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今までのマスマーケティングは自分の良い所をアピールするというものが「推し」に、好感度や親しみやすさを得たりしようとするところが「担」に対応するものだが、自分だけの特別であって欲しいというところは上手くマッチしていなかった。

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ツンデレで言えば、前者がツンで後者がデレ。普段見せない特別なデレが今の企業コミュニケーションに求められている。

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ONEDARI BOYSというのは、生活者目線で企業のデレを引き出し、生活者との仲立ちをする存在と紹介。

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いしたにまさきさんもONEDARI BOYSの一員としてプレゼン。
曰く、「記事を書くことではなく、企業からのお題を全力でこなす」活動がONEDARI BOYSだと。仲良しでなく超ライバル関係で、他の人と違う切り口を求めていたと。

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その後、ONEDARI BOYSの活動は様々な形で広がっている。

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記事は結果の報告でそのもっと手前が現場。

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地下アイドルの現場というのは今、最前線。ライブと握手会と物販でファンとアイドルがバチバチやっている。
同じようにユーザーとブロガーと企業がバチバチやっている現場を作りたい。

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ということで、ONEDARI BOYSの活動は今回で終了。今後は、ブログコモンズという定期ライブを実施予定とか。

表現方法は人それぞれですが、ONEDARI BOYSの意義については皆さん言っていることは同じだと思いました。ブログでレビュー記事をよく書いている立場としてはブログマーケティングの意義について改めて頭の整理が出来た感じでとても興味深かったです。
より直接的でガチなコミュニケーションを目指す感じのブログコモンズというのも面白そうですね。ぜひ注目したいと思います。

ONEDARIしたという商品であふれた懇親会の様子は別記事で。

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