宇都宮にある幻想的で巨大な地下神殿「大谷資料館」に行ってきました

先日、宇都宮を訪問したとき、時間があったのでどこか行こうかなと探して見つけたのが「大谷資料館」。名前からはよく分かりませんが、地下神殿のような巨大で幻想的な空間が広がる場所で、とってもフォトジェニックな場所でした。実際、数々の映画やPV、ドラマ、CMのロケ地になっているそうです。

写真はすべて、OLYMPUS E-M10+超広角レンズM.7-14mm F2.8で撮影。RAW現像しています。

車でのアクセスが便利ですが、路線バスでもJR宇都宮駅西口や東武駅前から、大谷・立岩行きに乗って約30分ほどの資料館入り口で下車すぐ。
大谷石採石場跡で柔らかく加工しやすい大谷石の採石の歴史を展示している場所です。

坑内の見学は、大人700円、子供350円（小中学生）です。年末年始以外年中無休ですが、臨時休館の場合もあり。

早速、坑内に降りていきます。

入ってすぐに超巨大な空間が広がります。まさかここまでの広さだと思っていなかったので感動しました。
広さは約20,000m²で野球場が一つ入る大きさ、容積は300,000m³もあるそうです。
外は気温30℃を超えるとても暑い日でしたが、中の気温はたった10℃。涼しくて気持ち良いです。

ライトアップも面白い。この奥の大きな岩の前でB’zのMayのPVで松本孝弘がギターを演奏していたとか。
また戦時中は地下軍事工場として、戦闘機「疾風」の機体工場としても利用されていたとか。

これは天井を見上げた時にあった穴。坑内の位置が地表でどのあたりか知るために開けた穴だとか。

入れない場所もありますが、なかなか幻想的。

假屋崎省吾さんの花アート作品

降り注ぐ光が綺麗。実際はかなり暗いです。

こちらには坑内で撮影された様々な映画、PVなどの写真が展示されていました。

本当に巨大で幻想的な地下空間で、見応えがありました。写真撮影も楽しいです。三脚は使えないのでちょっと難しいですが。
暑い外には出たくないので１時間位ゆっくりしていました。

外にはこんな自販機のある休憩スペースがあります。

その奥もこんな感じに。

宇都宮は餃子だけじゃない。興味があればぜひ訪れて欲しい場所です。

近くには大谷寺があり、本尊の「大谷観音」は凝灰岩の岩壁に彫られた千手観音。810年に空海が刻んでこの寺を開いたとか。千手観音の他、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像なども掘られており大谷磨崖仏と呼ばれるそう。

残念ながら大谷磨崖仏は撮影禁止なので、庭園の写真を。

さらに近くには26メートルの磨崖仏の平和観音像なんてのもあります。