BenQのプロジェクターは何度かお借りしてレビューしていますが、BenQ W1070+の下位モデルW1070の後継となるHT1070を発売前にお借りしましたので使ってみた感想を書きたいと思います。
HT1070本体はW1070+よりさらにコンパクトになっています。ホワイト一色になってシンプルになり可愛さが感じられます。フルHDのプロジェクターもかなり親しみやすくなりましたね。
背面の端子類はあまり変わりませんが、最近使わなくなったコンポーネント端子が無くなっています。
レコーダー、ゲーム機などHDMIで出力するものが多いので、HDMIケーブルで接続することが多いと思いますが、その場合電源ケーブルとHDMIケーブルをつなぐだけで使えます。付属の電源ケーブルがもう少し長いほうが設置しやすいかな。HDMIケーブルは付属しませんので別途用意する必要があります。
HDMI2入力はMHLに対応しているのでMHLケーブルを使えば、MHL対応のスマホ/タブレットなどの映像をプロジェクターで投影することもできます。
ズームとフォーカスは従来通り、レンズのところにあるリングとレバーで直感的に行えます。レンズシフトはありません。
最初に電源を入れたときに5ステップの設定を行います。
設置方法、言語を選びます。
ちなみにうちにはテレビの手前に安い電動ロールスクリーンを自分で設置しています。壁面投影でも良いのですが、プロジェクターで大画面を楽しみたいなら電動ロールスクリーンがおすすめですよ。プロジェクターはソファーの後ろに設置。音はAVアンプで出力しています。昼間でも暗くできるように遮光カーテンを付けています。簡単なホームシアターですが、これだけで自宅で大迫力の映画など楽しむことができます。
上下の歪みも自動的に補正されますが、自分で設定することもできます。
でもデジタル補正なので画質良く視聴したければまっすぐになるように設置した方が良いですね。
設定メニューを簡単なものにするか、詳細なものにするかを設定します。
これだけで視聴を開始できます。色も特に調整しなくても綺麗に見ることができますよ。
このHT1070の売りはスポーツモードで、スポーツを大画面で楽しめるところ。もちろん今までのプロジェクターでもスポーツを楽しむことができるのですが、HT1070では、芝生のグリーンの見やすさや、人の見やすさを調整したスポーツモードを搭載しています。
それだけではなく、6セグメントのカラーホイール(RGBRGB)を6倍速で動作させることにより、DLP特有のレインボーノイズも気になりません。
サッカーでも人の動きが見やすいです。
スケートとかではよく人や背景が滲むことがあったのですが、このHT1070ではよく見えますね。
ゲームモードもあり、ゲームに合った鮮やかな色表現が可能になっています。
大画面でゲームをすると迫力もすごいです。
もちろん映画の視聴にも良いですね。
ちょっと画面をぼかしてばかりでよく伝わらないと思うので、AVレビュー2008年1月号に付属していたFPD Benchmark Software BDの映像でテストしてみました。
まずは動画解像度。このテストイメージは横に動いているのですが、とても解像感があります。
実写映像での動きの表現。これも比較的早く左右に揺れている映像です。写真で撮影するとレインボーノイズが見えますが、目で見ていると全然感じないですし、残像、にじみのない映像でとても良いですね。
色調表現も良い感じ。明るい所から暗いところまでしっかりと表現できますし、黒浮きが少ないのもDLP方式ならではですね。
様々な色の明るいところから暗いところまでちゃんと階調が表現されています。
ちなみにカーテンを空けて明るい状態にするとさすがに暗い部分はわからなくなりますが、明るい部分は表現できる明るさがあるので、真っ暗にしなくても楽しめますよ。
BenQのHT1070は動きも色もとても綺麗に精細に表現できるプロジェクターだと感じました。個人的には常時設置するなら光学レンズシフトやワイヤレス映像伝送なども欲しいところですが、楽しみたいときに気軽に持ち出して楽しむという用途であればコンパクトで実力もあり、とても良いと思います。
BenQ製品に興味ある方は、BenQアンバサダープログラムに登録しましょう。イベントやモニター企画の案内があります。12/13までこのプロジェクターのモニター企画もありますよ。
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