P6062042

5月17日開催のXGIMI最新プロジェクターHORIZON Pro/HORIZON製品発表会で発表された「XGIMI HORIZON Pro」。DLP方式のコンパクトな4Kホームプロジェクターです。
リアル4KHDR10、2200ANSIルーメン最大300インチ、Harman/Kardonスピーカー8Wx2、Android TV搭載、6秒起動自動台形補正オートフォーカス障害物回避などの便利な機能ととても良さそうなスペックなので、XGIMI HORIZONシリーズの日本正規代理店の株式会社ビーラボよりレビュー用に2週間ほどお借りして試してみました。

P6031929

大きさは208.4×218.4×136.2mmと本当にコンパクトですね。今までの4Kプロジェクターのことを思うとこんなにもコンパクトになったかと感慨深いです。アルミボディで格好良く、凹凸も少ないシンプルデザインが良い感じ。
底面に三脚穴が付いていて三脚に取り付けることができます。写真の三脚は手持ちのものを使ってみましたが、デスクトップスタンド X-Desktop Stand Proを使うとよりデザインがマッチしそうです。別売アクセサリーで天吊りも可能。

P6031926

側面スピーカー部分にはHarman/Kardonのロゴ。前面から両側面へとシームレスにカーブしながらメッシュが続くデザインも良いですね。

P6031924

天板には電源ボタンと3つのタッチボタン。ほぼ使うことはないので割り切りが良い感じ。

P6031923

背面は排熱スリットと端子群。DC電源入力、OPTICAL出力USB2.0x2HDMI入力x2LAN、ヘッドホン出力端子が並んでいます。HDMI端子のうち1つはARC対応。ここは割り切らず十分に揃えられています。
AC電源アダプターがかなり大きいのがちょっと気になりましたが、貸し出しの都合上本来品でないとの話があったので写真は控えておきます。本体にバッテリーは搭載していません。

P6062044

リモコンもシンプルで格好良いですね。アルミな手触りがとても良いです。
Bluetooth方式で初期立ち上げ時にペアリングして使います。赤外線方式と違ってリモコンを向ける方向とか関係ないので操作は便利。

P6031931

最初に立ち上げたときにWiFiやGoogleアカウントなどを設定するのですが、Androidスマートフォンを使えば、簡単にセットアップができ、便利。

P6031934

最初のセットアップでおすすめのアプリなどをインストールできますが、あとでGoogle Playからインストールすることもできます。

P6052013

Android TV 10の画面。HDMIなど接続しなくても、これだけでYouTubePrime VideoAbemaTVなどを視聴することができます。(NETFLIXは契約していないので試していませんが、ここに書いてある感じでやれば見れる模様)
Chromecast機能搭載でAndroidスマホ、iPhone、PC、Macから対応コンテンツを表示させることもできますね。

P6052015

アプリ一覧の他、映像系アプリがチャンネルとして縦に並んで、その横におすすめコンテンツが並んでいます。
おすすめコンテンツを直接選んで視聴することができます。
Googleアシスタントで音声でアプリ横断で検索したりもできますね。

P6052022

Google Playには様々なアプリがあるので、インストールして機能を拡張することができます。AirPlayを使えるようにするアプリなどもあります。このプロジェクターでは使えないアプリもありますが。

P6052019

電動スクリーンを使って部屋を暗くして100インチ程度で視聴してみました。
YouTubeやPrime Videoで4K映像を視聴してみましたが、本当に美しく表示されますね。
画素が見えたりにじんだりすることもなく、精細でコントラスト感のある映像は期待以上でした。
フルHDコンテンツも4Kだからからこその余裕の表示で、台形補正などしても十分精細に表示されます。
部屋の明かりが付いていても見れる明るさです。(当然、コントラストは限定されますが)

P6052023

プロジェクター設定には輝度、台形補正、焦点設定、プロジェクターの位置などがあります。

P6052024

輝度で環境適応をオンにすると、環境に合わせて輝度を調整してくれます。

P6052027

焦点設定で起動時、移動時の自動焦点をオンにすると、起動時や移動時に自動的にフォーカスをあわせてくれます。

P6052026

台形設定で、起動時や移動時の自動台形をオンにすると、プロジェクターを起動したり移動したときに自動で台形補正してくれます。
さらに適応的投影領域をオンにすると障害物がある場合は障害物を避けて、うまく投影サイズを調整して投影してくれます。適応的スクリーン投影をオンにするとスクリーンに合わせた投影をしてくれます。
これらがかなり便利で、適当にプロジェクターを設置したり、動かしたりしても調整無しで最適に投影してくれます。

P6052025

起動時、移動時はこの模様が表示され、自動でフォーカスの合わせや台形補正、障害物回避などを行います。

P6052028

電動スクリーンを上げて投影するとこのようにテレビやピアノ、エアコンなどを回避して壁面に投影されました。
テレビと合わせて2画面で楽しんだりもできました。

起動時の様子を動画で。6秒起動という話でしたが、本当におおよそ4秒くらいで画面が表示されるのに驚きました。(ただし電源をずっと接続した状態の場合。電源を抜くと起動にはもっと時間がかかります。)
さらにフォーカス・台形補正などが自動で行われます。プロジェクターを使うときに面倒な初期設定がほぼ自動ですぐに使えると使う機会も多くなりますね。

flir_20210612T105347

本体前面はあまり熱くはならないですが、

flir_20210612T105302

本体背面の排熱部は熱くなります。40~45℃くらいでした。
排熱ファンの音もしますが、音を出している場合気になる程度ではないですね。

P6052031

HDMIで全録レコーダーを接続して、TV番組を大画面で楽しみました。特に映画ドラマスポーツなどが良いですね。
音もかなり良い音が出ます。映画モードにすると迫力のある音が、音楽モードにすると精細な音が楽しめます。
AVサラウンドシステムと比較してしまうと音の広がりや重低音は物足りないですが、そこまで求める場合はAVアンプと接続すれば良いですね。
オリンピックが開催したらおうちで大画面で観戦というのも良さそうです。

P6062032

PS5に接続してゲームやBlu-ray Discなども楽しんでみました。
ゲームは大画面だと映像の迫力が違いますね。ゲームモードにすると遅延が小さくなるそうで、遅延が気になることはありませんでした。
Blu-ray Discの映像もとても美しく表示されます。まさに映画館ですね。大画面で引き込まれました。
さらに、輝度、彩度、シャープネス、騒音低減、色温度、ローカルコントラスト、HDR、動き補償などを調整することも可能

XGIMIって初めて聞いたブランドだったので、どんなもんだろうと思いながら体験してみましたが、その便利さ、リアル4Kの表現力、音などどれも期待以上で正直欲しくなりました。それもそのはずXGIMIは中国家庭用プロジェクター市場で3年連続1位のメーカーなのだとか。
XGIMI HORIZON Pro使いたいときにすぐに使えるスマホのようなプロジェクター。なかなか外出もできない状況で、大画面で映画・ゲーム・スポーツを手軽にかつ本格的に楽しむのにとても良いプロジェクターだと感じました。

XGIMI HORIZON Proは、Glimpse、楽天XGIMI-STORE、二子玉川 蔦屋家電、T-SITEショッピングで予約受付中で、2021年6月下旬発送予定。二子玉川 蔦屋家電には展示もされているそうです。

Glimpse: 【予約】XGIMI HORIZON Pro 4K ホームプロジェクター