P8300118

デルよりレビュー用にDell 14 Premium ノートパソコンをお借りしましたので、使用感、特に興味あるローカルAI性能について書きたいと思います。Dell 14 Premiumは、デルのフラグシップノートパソコンのブランド「XPS」のコンセプトを継承するブランドで、シームレスグラスタッチパットやタッチファンクションキー、狭額縁デザインなどのXPSの特長を引き継いでいます。

デザイン

P8310131

お借りしたのは、14.5インチタッチ3.2K OLED、Interl Core Ultra 7 255H (16コア) Intel Arc 140T GPU(16GB)、32GBメモリ、1TB SSD搭載モデル。NVIDIA GeForce RTX 4050を搭載するオプションもありますが、こちらは非搭載。
XPSと比較するとロゴがシンプルに。フラットで高級感のあるデザインですね。Dell Premiumには13インチモデルはなくなったので、Dell 14 Premiumが最小。3.2K OLED搭載の場合1.72 kgで、ちょっと重量感があります。

P8310133

背面もかなりシンプルに。底面の排気口はなくなり、大きめの背面の排気口からガンガン排気されます。
NVIDIA GeForce RTX 4050非搭載の場合はコンパクトな60W ACアダプタが付属、RTX 4050搭載の場合は100W ACアダプタになります。

P8310137

変わらないダイヤモンドカットのシャープな側面。格好良いですね。

P8300120

右側面にmicroSDカードリーダーとThunderbolt 4 (40 Gbps)ポート(Power DeliveryおよびDisplay Port 1.4対応)x1 と
ヘッドセットポート

P8310136

左側面にはThunderbolt 4 (40 Gbps)ポート(Power DeliveryおよびDisplay Port 1.4対応)x2

P8300122

P8300127

キーボード面はシームレスグラスタッチパットやタッチファンクションキーが特長のミニマルデザイン。
シームレスグラスタッチパットは特に違和感なく使えます。ファンクションキーの使用頻度は低いのでタッチファンクションキーも違和感はないですが、esc長押しがうまくできなかったのが気になりました。
慣れの問題かもですが、back spaceの右に指紋認証付き電源ボタンがあるのも少し押し間違いをしがちでした。

P8300125

タッチファンクションキーはfnキーを押すと表示が変わります。

ゲーム

ファイナルファンタジーXIV_ 黄金のレガシー ベンチマーク Ver. 1.1 2025_08_30 15_37_29

まずは、 Intel Arc 140Tのゲーム性能を確かめてみました。Final Fantasy XIV 黄金のレガシー ベンチマークで、フルHD(1920×1080)全画面、高品質(ノートPC)の設定で、スコアは7706。やや快適との結果でした。

Intel AI PLAYGROUND

AI PLAYGROUND 2025_08_30 17_06_31

最新のCPUで、日常的な仕事や趣味の作業はストレスなくできますと思いますが、気になるのはどれだけローカルのPCでAI機能が動かせるか。サービスを使えばどんなPCでもAI機能を使うことはできたりしますが、セキュリティやサービス価格を考えると、ローカルでAI機能が無料で無制限に使えるのはPCを選ぶ上でのポイントの一つになると思っています。
Intel Arc GPU用のAI機能はまだ充実しているとは言えない状況ですが、Intel AI PLAYGROUNDを使うことで、生成AIを試すことができます。
AI PLAYGROUNDはどんどん更新されているようで以前使ったときとはまた変わっていましたが、モードのところにComfyUIへのリンクが追加されていて、ComfyUIを直接使えるようになっていました。

_Unsaved Workflow - ComfyUI - プロファイル 1 - Microsoft Edge 2025_08_30 15_40_23

ワークフローのテンプレートから様々な利用方法を選ぶことができます。

テキストから画像生成 Flux Dev

_flux_dev_checkpoint_example - ComfyUI - プロファイル 1 - Microsoft Edge 2025_08_30 16_54_46

まずは、プロンプトからの画像生成を試してみました。ワークフローに書かれているモデルをダウンロードして配置すると使えるようになります。Flux.1 Devで1024×1024の画像生成に7分程度かかりましたが、問題なく画像生成を行うことができました。

画像から動画生成 WAN2.2 14B Image to Video

[67%][20%] KSamplerAdvanced - プロファイル 1 - Microsoft Edge 2025_08_31 19_41_44

画像から動画を生成することも試してみました。WAN2.2モデルで480×480の動画生成で、数時間かかりました。(途中スリープしたりしていたみたいで正確な時間は分からず)

タスク マネージャー 2025_08_30 20_54_39

途中で落ちるかと思っていましたが、時間はかかるものの動きましたね。

テキストから動画生成 WAN2.2 14B Text to Video

[64%] _video_wan2_2_14B_t2v - ComfyUI - プロファイル 1 - Microsoft Edge 2025_08_31 23_26_18

プロンプトから動画を生成してみました。WAN2.2モデルで480×320の動画生成で、2時間弱かかりました。

チャットボット Ollama + gpt-oss-20b

Ollama 2025_08_31 20_32_36

次は、ローカルでLLMを。Ollamaを使って、GPT o3mini相当のgpt-oss-20bをローカルで動かしてみました。
意外にもCPUのみを使って結構高速に回答されます。
ちょっと難しめの数学の問題を出してもきちんと正解を回答しました。

Ollama 2025_08_31 20_32_50

なぜか英語で出力されましたが、日本語で回答してというと、日本語でも問題なく回答しましたね。

AI PCとして、NPUが良く取り上げられますが、比較的単純なことを低電力で行うAIならNPUが活躍するものの、重い生成AIを使おうと思うとまだまだGPUが重要。NVIDIA GPU搭載だったらどうなるだろう?と思ったので、次はNVIDIA GeForce RTX 5060搭載のDell 16 Premiumもお借りしたので、そちらでも試してみたいと思います。

デルオンラインストア:Dell 14 Premium ノートパソコン

1件のコメント

  1. ピンバック: NVIDIA RTX 5060搭載の「Dell 16 Premium」なら 画像・動画・音楽などの生成AIもローカルで楽しめる #アフィリエイト広告 | Digital Life Innovator

コメントは受け付けていません。