先日、AMD新CPU搭載のCopilot+ PCの発表会に参加しましたが、低価格ながらCopilot+ PCとして使える「Dell 14 ノートパソコン(DC14255)」のAMD Ryzen AI 5 330の実力を知りたいと思い、お借りして試しました。
外観・スペック
アルミニウムボディの本体。付属の65W ACアダプタは専用のプラグですが、USB-C端子から充電することもできます。
本体右側にはSDカードスロット、ヘッドホン端子、USB 3.2 Gen 1 Type-A、セキュリティスロットがあります。
キーボードは指紋認証付きのバックリットキーボードです。
本体左側には電源端子、HDMI1.4、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-C DisplayPort 1.4があります。
ディスプレイはFHD+非光沢300nit IPSパネル。
底面に排気口があります。
お借りしたのは、AMD Ryzen AI 5 330 w/ Radeon 890M(2.0GHz)、メモリは16GB、ストレージは512GBのDell 14 DC14255(販売価格 139,000円)です。
以前お借りしていた、Intel Core Ultra 9 288V (3.30 GHz) 搭載のDell 14 Plus 2-in-1(販売価格 269,000円)と比べてみました。
CPU性能
CPU性能をCINEBENCHで計測、AMD Ryzen AI 5 330のシングルコアのスコアは1628ポイント。
Intel Core Ultra 9 288Vは、1205ポイント。
マルチコアのスコアでもAMD Ryzen AI 5 330の方がIntel Core Ultra 9 288Vを上回っていました。
今までAMDのCPU使っていなかったのですが、パソコンの基本性能に関わるCPUの性能がかなり良いことに驚きました。
GPU性能
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークでは、1980×1080 高画質(ノートPC)で2887、
標準画質(ノートPC)で2945と、残念ながらどちらでも設定変更を推奨となりました。
ちなみにIntel Core Ultra 9 288Vでは、1980×1080 高画質(ノートPC)で8364、快適でした。
GPU性能はIntel Core Ultraシリーズよりかなり低い感じがしましたので、ゲームなどの用途には向かないと思います。
Copilot+ PC機能
NPUの性能は比較しにくいので、Copilot+ PCの機能を色々試してみました。
フォトのImage Creatorでの画像生成
ペイントのコクリエーターを使った画像生成
どちらもNPUを使った処理ですが、問題なく使えました。
Intel Core Ultra 9のときより少し生成が遅い感じもしましたが、あまり変わりはないと思います。
Windowsスタジオエフェクトや字幕などの機能も問題なく使えます。
Copilot+ PCでできる機能は、Dell 14 Plus 2-in-1と同じだと思いますので、下記記事を参照してもらえればと思います。
まとめ
AMD Ryzen AI 5 330を搭載したDell 14 DC14255は、とても低価格ながらしっかりCopilot+ PCの機能が使え、Windows11の機能をフルに活用することができます。ゲーム用途には向かないですが、CPUも強力でビジネス用途などで使うにはとてもコストパフォーマンスが高いノートPCだと感じました。
デル公式ストア: Dell 14 ノートパソコン(DC14255)(カスタマイズオーダーで、AMD Ryzen AI 5 330を選べば、この記事のモデルが出てきます)
デル公式ストア: AI PC+Copilot PC