12/9はチェコ共和国大使館ホールでスメタナ生誕200周年記念コンサート 我が祖国全曲 弦楽四重奏版が開催されました。スメタナ生誕200周年とチェコ音楽年を祝したコンサートで、チェコセンター東京・チェコ共和国大使館共催のチェコ音楽年のラストを飾るイベントでした。
かなりの人気ですぐに満席になったようですが、何とか参加することができました。
チェコを代表する作曲家ベドジフ・スメタナが、チェコ国民音楽として記念碑的な作品を交響詩の連作の形で創作しようと作曲したのが「我が祖国」の全6曲。チェコ国内最長の川 ヴルタヴァ川の流れを描く第2曲のヴルタヴァ(ドイツ語でモルダウ)は有名なので知っている方も多いと思います。
「我が祖国」全曲演奏は2025年の予定まで含め、262回だそうで、会場にはそのリストがありました。今回の演奏も入っています。
全曲演奏が行われた・行われる都道府県を色付けしたもの。東京都が122回で多いですが、全国的に演奏されています。
我が祖国はチェコ国外では特に日本で愛されている楽曲です。
我が祖国はオーケストラ曲ですが、このイベントのために特別に弦楽四重奏に編曲されました。
プロジェクトの企画者 下郡実氏
スメタナ生誕200周年にチェコ音楽への感謝の気持ちを捧げたいと本プロジェクトを企画
編曲者の宮川勝明氏
我が祖国を弦楽四重奏に編曲というのは無謀なチャレンジに思えたが、編曲者魂に火が付き、依頼を受けた。
メインのメロディだけでなく、バックの音の流れをどう表現するかが苦心した点。
演奏はとても聴きごたえのあり、弦楽四重奏でここまでオーケストラ曲のスケール感を表現するかと感動しました。もちろん、演奏者の腕もすばらしかったです。
演奏は田中亮伍さんの呼びかけで集まった 我が祖国弦楽四重奏団/Kvartet “Má Vlast”(田中亮伍、富永扶、金子享平、桑原圭佑)の4名。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
今回の編曲譜はひでまり楽譜で販売されています。
演奏会の後は、ピルスナーウルケル片手にお話できました。
チェコセンター東京の来年の企画も楽しみにしています。人気企画はすぐに満席になるので、興味ある方はチェコセンター東京のニュースレターに要登録ですよ。