8/1のCANONの最新デジタルビデオカメラiVIS HF21のモノフェローズセミナーの続きです。セミナーレポートその1はこちら。
前回は3大特徴である「光学式手ぶれ補正(ダイナミックモード)」、「ハイスピードAF」、「フェイスキャッチテクノロジー」について書きましたが、それ以外にもCANONのハイビジョンビデオカメラ開発におけるこだわりを伺いましたので、記載したいと思います。
ビデオカメラの主要部品は、レンズ、センサー、エンジンで、キヤノンはそのすべてを内製しているのですが、ビデオカメラ開発で一番のこだわりはやはりレンズだそうです。
シミュレーション技術が発達してレンズを設計すると映し出される画がどうなるがわかるそうで、新製品開発ではレンズ設計で2〜3ヶ月議論し妥協しないのだとか。
このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたセミナーに参加して書かれています。
本セミナーへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)本セミナーに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)
注:報酬はありませんが、撮影した映像を持ち帰るために4GBのSDカードを頂いています。上記定型文中のTBセンターは本商品に関しては設置されていません
SD(左写真の左)からHD(左写真の右)になりレンズはやはり大きくなったそうですが、他の部分を小型化して今のコンパクトなビデオカメラを実現している。さらに駆動部がレンズだけになったので、レンズの音を吸収するために凹凸をつけているとか。右はアナログ時代のレンズユニットで貴重なものらしい。
LSIや基盤なども小型化。
初期のデジタルビデオカメラ。カメラのような個性的な形をしていますね。
歴代のキヤノンのビデオカメラ。一番奥はプロ用。
ちなみにキヤノン(ヤは大文字)は国産で世界一のカメラを作りたいと設立され、観音様からKWANONカメラと名付けられたのが由来だそうです。
レンズを中心として最高画質を目指しているキヤノンですが、誰でも気軽に撮ってお手軽に鑑賞して楽しむことができることも目指しています。その機能が「ビデオスナップ」で、1ショット4秒の動画を繋ぎ合わせるだけで簡単に作品作りを楽しもうというコンセプトです。
本体横のボタンを押すとビデオスナップモードになり、撮影ボタンを押すと自動的に4秒のショートムービーを撮影します。液晶画面には青い枠が表示され、4秒の間に枠が消えて行くので視覚的にも分かりやすいです。
写真を撮影する感覚で日常をショートムービーとして切り取り、BGMを付けて再生する。それだけで映像にリズムが出て、作品のように非常に見やすくなります。
撮影したロングクリップからショートムービーを切り出すこともできます。
残念ながら、現状はBGM付きで書き出すことができないそうで、本体で楽しむかPCの編集ソフトを使って作成する必要があるそうです。
下記はビデオカメラで作成した「ビデオスナップ」を液晶TVで再生しているところ(をHF21で撮影したもの)です。
こんな感じで楽しむことができます。
ビデオ映像は編集が面倒なので(特にAVCHDは)、こういう機能は面白いですね。そのまま書き出しが出来ればさらに良かったですが。
ちなみにMacのiMovie’09でもロングクリップから1クリックで4秒(変更可能)切り出して、繋ぎ合わせるという編集ができ、結構多用しています。下記の動画も実は4秒のショートクリップの繋ぎ合わせで作成しています。なので、その有用性は経験済みですが、「ビデオスナップ」機能には制約も多そうなので、気軽に想い通り使えるかお借りできた時に確かめてみたいと思います。
あと、当然iVIS HF21は静止画も撮影できるのですが、撮影してみた感じではシャッターを押してから、撮影できるまでかなりタイムラグがあるような感じがしました。モード切替も写真と動画と両方があり、両方のモードにすると撮影モードがオートになるとかちょっと分かりづらい感じがしました。
iVIS HF21で撮影した写真。画質は結構良さげです。
セミナーレポートとしては以上です。早ければ今週にもお貸し出し頂けるとのことなので、お盆休みなどに色々撮影してみたいと思います。
モデルのお二人、CANON、WillViiの皆様、モノフェローズの皆様ありがとうございました。
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