投稿者: 
みんぽすよりお借りしている富士フィルムの3DデジカメFinePix REAL 3D W3と3DビューアーFinePix REAL 3D V1、そしてFUJIFILM 3Dプリントの3点セットFinePix REAL 3D Systemのレビューその２です。その１はこちら。
3DデジカメFinePix REAL 3D W3を使っていて感じたのは、下記のようなところでした。
・やはり指が映り込まないように何らかの工夫が欲しい。知っていてもかなり失敗が多い。
・Autoだと良いのですが、A(絞り優先)などにすると、露出の自動調整が適切でなかったりする（屋外で明るく映りすぎたり、屋内で暗く写りすぎたり）。
・二つのレンズがあることを活かして、テレ／ワイド同時撮り、２カラー同時撮り、高／低感度同時撮りなどもあるのですが、あまり利用シーンがありませんでした。3D時間差撮り、3D2回撮り、フラッシュ高感度2回撮りなんかもあまり利用せず。
・Autoで3D写真とする時はもう少し絞った遠近ともくっきりした方が良い場合もある。
・もう少し広角が撮りたい。
・充電器が２種類のバッテリーの共用なので、バッテリーのはめ方がちょっと分かりにくい。
でも、それ以外は結構ナチュラルな色で綺麗に精細に撮れるのが良かったです。
FinePix REAL 3Dで撮影した3D写真は、本体の背面液晶が裸眼でとても綺麗に立体視できるため本体だけでも手軽に楽しめるのですが、本体以外での楽しみ方その１は大画面の3D対応TVで見ることですね。本体にHDMIミニ端子が付いているので、HDMIで接続すると高精細で大迫力の3D写真が楽しめます。
3D動画もハイビジョンで綺麗に再生されました。
3D対応TVが無い場合、3DビューアFinePix REAL 3D V1で楽しむというのもあります。
ただ裸眼で立体視出来るのは良いのですが、きちんと立体に見える位置がかなりシビア。REAL 3D W1の背面液晶のように手にもってみるデバイスだと自然とちゃんと見える位置に調整してしまうのであまり気にならないのですが、REAL 3D V1のようにフォトビューアとして置いておくものは目を適切な位置に動かさないといけないので、ちょっと面倒。
精細感にかける点と反応が鈍い点、3D HD動画が再生できないのもちょっと不満。
色々な切り口で検索して表示できるのは良いですね。
普通の2D写真やGS-TD1で撮影した3D写真なども問題なく表示できます。
そして写真と言えばプリント。FUJIFILM 3Dプリントサービスを使えば、3Dプリントが届けられます。
3Dプリントのクリアタイプはレンチキュラーシートに熱昇華型方式で3D画像を直接プリントするそうで、レンチキュラーシートを貼付けるタイプに比べて薄くクリアな仕上がりになるそうです。料金もクリアタイプの方が安くなっています。といってもそれなりの価格がします。
今回はこちらのサービスも無償で利用させて頂き3Dプリントクリアタイプ（2K, カード）を頂きました。
これも見る位置を選ぶのですがちゃんと見えた時の立体感は非常に面白いですね。かなり高精細で細かいところまでよく見えます。クリアタイプだと背景が透けてしまうのですが、白い紙を敷いたり、光を透かしたりするととても綺麗に見えます。3D写真をフォトフレームに入れて飾ったり、記念品としてプレゼントするなどの用途に良さそうです。
3D写真でも3Dプリントに適したものとそうでないものがあるようです。確かに遠景はあまり遠くに感じられず苦手そうでした。
3D写真のMPOファイルは、Macでは少し扱い辛いですが、こちらの方法で左右の画像を分離する方法やStereoSplicerというアプリを使うなどの方法があります。
またStart 3Dという3D写真共有サイトもあります。FinePix REAL 3D W3で撮影した3D写真をこのサービスでぴくぴく表示したものを下記に貼付けておきます。中間画像を自動生成しているので一部変に見えるところもありますが。
3D動画の方は、VMWare Fusionなどで付属ソフトのMy FinePix Studio (Windows用)を使うしか思いつきませんでした。このソフトを使うとYouTubeなどに3Dでアップロード可能です。いくつか3D動画も貼付けておきます。
うーん、やっぱり3DをBlogで伝えるのは難しいですが、自分の撮影した写真や動画が色々な方法で楽しめるのはとても面白い体験でした。
Amazon: FUJIFILM 3Dデジタルカメラ FinePix REAL 3D W3 FX-3D W3 1000万画素 光学3倍ズームX2 3.5インチワイド3D液晶 3DHD動画
Amazon: FUJIFILM 3Dビューワー FinePix REAL ブラック F FX-3D V1
