JAXA筑波宇宙センター特別公開に行ってきました


科学技術週間ということで、今日JAXA筑波宇宙センターの特別公開がありましたので、見てきました。宇宙兄弟やはやぶさの影響か以前訪れたときよりかなり多い人でした。
写真はスペースドーム内のHTVのエンジニアリングモデル。国際宇宙ステーション(ISS)に無人で物資を届けるHTV(こうのとり)も話題になりましたね。



近くで見るとその大きさに驚きますね。
HTV3号機は、2012/7/21にH-IIBロケットで打ち上げられるそうです。

船外実験装置などを搭載する暴露パレットを収納する補給キャリア。
ISSのロボットアームやきぼうのロボットアームなどで取り付けます。


こちらは国際宇宙ステーション(ISS)の模型。真ん中あたりにあるのが日本実験棟きぼう

きぼうの実物大モデル。

中に入ることも出来ます。
ちなみに宇宙ステーション試験棟には、実物と同じきぼうがあり、手順の作成などに利用されているそうです。

こちらははやぶさの模型。

総合環境試験棟では、本日限定で本物の人工衛星の見学が出来ました。
総合環境試験棟は震災の影響からようやく4月に復旧したところらしいですね。
X線天文衛星ASTRO-H
と震災で活躍したが運用終了した「だいち」の後継になる陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)が、組み立て/試験を待っていました。
過酷な打ち上げの振動、騒音に対する耐性を試験する、大型振動試験設備1600m3音響試験設備、宇宙の真空、極低温、太陽照射の高温に対する耐性を試験する13mφスペースチャンバなどを見ることもできました。こういうところを見ると宇宙の過酷さとそれに対する備えをしっかりしているのが感じられます。

また、宇宙ステーション運用棟では、「きぼう」の運用管制、実験運用管制、HTVの運用管制などの部屋を見学することができました。HTVの運用管制室は、HTVの打ち上げ時だけでなく、頻繁なシミュレーションが行われているそうです。きぼうでの実験は宇宙飛行士がやっているのではなく、地上から制御しているのですね。

総合環境試験棟、宇宙ステーション運用棟は最も面白かったのですが、セキュリティや機密情報の関係でカメラや携帯電話の使用はできませんでした。

受け付けに間に合わず宇宙飛行士養成棟の中には入れませんでしたが、閉鎖環境や低圧環境の適応訓練設備などがありました。
宇宙飛行士模擬訓練・体験などもやっているそうです。

無重量環境試験棟の巨大プールは震災の影響で破損しているようです。

宇宙飛行士養成棟にある、左のNASAの宇宙服は、

宇宙兄弟でムッタが顔をヘルメットに映そうとしていたものですね。

宇宙兄弟の映画も気になりますね。

子供向きには様々な体験や工作を行っていました。写真は水ロケット教室で工作して打ち上げるものです。

ロボットアームを指で動かしたままコントロールする実験。

研究開発棟では、宇宙太陽光利用システム(SSPS)に関する展示もありました。
静止軌道上にあればほぼ24時間太陽光発電でき、マイクロ波やレーザー光で地球に送電することができるというものですが、やはり課題はその構造物をどうやって作るか(打ち上げていたらそのコストはとんでもないことになる)と修理みたいですね。

写真はDMC-GX1で撮影。

saya: