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Japan Robot Week 2012で開催されているNEDO国際ロボットフォーラム
ロボットってまだまだ未来の話かと思っていたら、かなり状況が変わっているのですね。ロボットのソフトウェアがオープンソースコミュニティで開発され、それらのナレッジを使ってちょっと勉強すればかなり複雑な自律行動をするロボットを作ったりできるようになってたり。東大でのロボット自身が周りの認識しながら地図を生成し、エレベータや家電の操作を覚えたりして、違う階の電子レンジでお弁当を温めることを頼んだりなんて事例が紹介されていました。


昔、コンピュータで楽しんでいたような自作をロボットでも楽しめる時代になりつつある感じで楽しそうですね。コンピュータが世界を変えたように、さらに装置を行動を追加したロボットも世界を変えるのでしょうね。
動く筐体にTV電話機能をつけたようなテレプレゼンスロボットってのが今年事業化されてきており、ベンチャーなどから色々製品が出てきているそう。
VGO, Double Robotics, Beamなんかがあるそうですね。遠隔操縦のものとか自律移動のものとかあります。
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パナソニックは病院で生活支援ロボットの実験をしており、それを進化させた代理人ロボットを開発。自律移動、遠隔操作でき、離れた場所で代理人ロボットを介してコミュニケーションがとれるそうです。
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他にも高齢化社会でも元気に自立して行動できるようにと、ベッドから車椅子に変形するベッドを開発したそうですが、日本では安全第一でリスクが高くて、リスクを覚悟で使いたいという北欧での実証実験を行うそう。手の動作ができるキッチンアシストロボットも安全性の問題からヘッドケアロボットとして技術利用。
GoogleはCloud Roboticsでクラウドサービスで培った認識、言語、地図などの技術を利用したり、Google Carで自動運転の実験をしたり。カリフォルニアでの自動運転のドライバーライセンスのように、海外では社会システムを含めて実用化/ビジネス化に向かっているのに、日本はせっかく技術をもっていてもハードルが高くて実用化できない、このままだと海外に持って行かれるという焦りも感じられました。
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千葉工業大学の災害対応ロボット
福島原発事故でロボットが活躍できなかった反省のもと、DARPAはロボットチャレンジを開催するそうで、車で近づけて、瓦礫の中を移動でき、ドアを開け、障害物をどかし、コンクリートを破砕道具で壊し、パイプ漏れを発見し、バルブを回して漏れを留め、ポンプや部品を交換するという作業を1台のロボットで行うというコンテストを実施するそうです。こういうのも日本でなく米国で行われるのが残念ですが、東大の研究者もエントリーしているそう。
今までロボットって産業ロボットとかASIMOとか、AIBOやルンバみたいなのとかいうイメージがありましたが、コンピュータが自律行動したら車だろうが家電だろうがロボットと言え、オープンソースや通信・クラウド技術によって、より簡単に実現できるようになっている感じがしました。
ROBOTICS;NOTESな未来は近いかな?(って、アニメ1話しか知らないですが ^ ^;)

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