今日はOffice24 Studioで開催された3Dフィギュア体験イベントに参加してきました。ブロガーイベントじゃなくて一般のイベントです。
3Dプリンタなど以前から注目していましたが、自分を3Dスキャンして3Dプリンタでフィギュアを作るのってどんな風にするのだろ、どのくらいの精度で作れるんだろといった辺りに興味がありました。
Office24 Studioは西新宿の宝塚造形芸術大学東京新宿キャンパスビル1階にあります。
イベントでは3Dフィギュア作成はクイズに正解すると無料だったのですが、実はクイズが10問もあり、1位の人が無料、あとは順位に応じた大幅な割引という感じでした。
3Dスキャンは高精度なハンディスキャナ「Artec Eva 3Dスキャナ」とPCを繋いで行われます。まずは、顔の表情をスキャン。
そのあと、全身をスキャンしていきます。PC上はカラーは見えていませんがカラーでスキャンされているそう。
全身のスキャンは約6分かかります。その間動けないので、このポーズはちょっとチャレンジング。動かないように手などは体につけたほうが良いそうです。
部分部分をスキャンしたデータをあとで特徴点でつなぎあわせて3Dモデルが作られます。昔はマーカーをつけてつなぎ合わせたりする必要があったそうですが、今はその必要もないそう。一発でスキャンできるような装置も出てきているそうですが、どうしても影の部分が出てしまったりで、今のところこのようにスキャンするのがベストとか。
私も3Dスキャンしてみましたが、結構動かないのは辛いですね。最初に顔をスキャンした後は顔は動いても大丈夫。
ちなみに下記のようなのは避けたほうが良いそうです。
・光沢のある素材、光を反射する素材
・メッシュ、レースなどの素材
・毛皮、ファーなどの素材
・複雑な模様やこまかな柄の入ったもの
・凹凸の激しいもの。
・細長い、薄い形状など、出力後に壊れやすいもの
全身のスキャンの後、髪の毛だけKinectでスキャンします。こちらの方が髪の表現がうまくできるのだとか。
3Dスキャンしている様子はこの動画のようなかんじです。
最後に普通の写真を撮ります。これはスキャンした色そのままだとフィギュアにした時に満足いく色や模様にならないため、人手で補正したり精細化したりするためだとか。
データを繋ぎ合わせてちゃんとした3Dモデルを作成するのに3時間くらい、さらに色の補正に3時間くらいかかり、1人のモデルを作るのに1日ほどかかるそう。
ここを丁寧にやらないと日本人に受け入れられるクオリティのフィギュアにならないとおっしゃられていました。これだけの手間を考えると、料金的にも納得かも。
作成したモデルは、ハイエンドのフルカラー石膏3DプリンターProJet660Proで出力されます。これも3時間くらいかかるそうですが、夜間に一括して出力させておくのだとか。
石膏のなかからフィギュアを取りだすと、ちゃんと着色までされています。あとは表面を固める処理をして出来上がりとか。
Office24 Studioには3Dプリントされた3Dフィギュアが沢山飾られていましたが、思った以上にクオリティが高いですね。
記念日に3Dフィギュアを作るとか流行りそうですね。
テレビ番組などでも取り上げられているそうですね。
アンジャッシュ 児島
これはわざと辛くなるポーズをとったのだとか。
こちらはiPadのSunny 3Dというソフトで作った3Dモデルを出力したもの。
モヤモヤさまぁ〜ずで番組内でiPadで造形した3Dモデルを出力したもの。
他の装置もいろいろありました。左側はProJet 3500 HDMax。精度の高いプラスチックパーツを出力することができるそう。
3DプリンタCubeX Duo, Trio。こちらはセルフサービスで使用できます。
3DスキャナLPX-60DS。小さなモノならこれでスキャン可能。
レーザーカッターUniversal VLS3.6
刻印・彫刻などができるそうです。
3Dフィギュアは出来上がりまで2週間ほどかかるとか。どんなのができるのか楽しみです。
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