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墨田区のおかげで、私と妻のワクチン接種は2週間以上前に2回目完了し、子どもたちも今週末には2回目接種。墨田区の接種率は飛び抜けて高いそう。そんな裏にはインテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)を着実に準備してきた墨田区の保健所の戦略があったのですね。下記の記事に詳しく書かれていました。グダグダな国や都も、危機モードで縦割りを廃して一致団結して兵站を考えて結果を出してくれれば、不満が少なくなると思うのですけどね。

以下は印象に残った言葉

・今は災害時。危機にあっては、割り切るところは割り切って、最大限効率化を図り、数を多く打つのが大事。…国がいくら練馬方式(診療所での個別接種をメインに、集団接種で残りをカバーする)を推奨しても、うちはブレずに”危機モード”で対応し、集団接種メインで行くことにしました
・抗体カクテル療法にもいち早く対応…大阪の第4波が東京でも起きる、という前提で準備をしたのが、今生きている。
・昔は、検便も結核の検査も、水道の検査も、すべて保健所でやっていた。それが次々に民間委託となり、保健所から検査機能が失われ、保健所そのものも減らされてきた。そんな中、商売にはならない蚊の検査を続けてきた検査技師が1人いたおかげで、コロナにも対応できた。本当に、人は大事です。金にならないことをやって、危機に備える。これこそ公衆衛生です。
早期にコロナ対応をする医療機関名の公表に踏み切った…自分が必要な時に必要な情報が得られずに困っている人がいる。そういう人をとりこぼさないようにしたい。
・地域の弱みを常にウォッチして、必要な資源を作って供給していく。インテリジェンスとロジスティクスです。墨田区は一貫して、これが公衆衛生を担う保健所の役割と認識してやってきました。…国や都の対応を言い訳にせず、資源にニーズを合わせるのではなく、ニーズに資源を合わせるんです。

下記の記事にも同じような話が載ってますね。