今日はSONY WALKMAN NW-A840のモノフェローズセミナーに参加してきました。
先週の土曜日からの9日間で、8つのブロガーイベントに参加という無意味なチャレンジを達成しました。(もちろん仕事もやってますよ〜残業はしてませんが)
新WALKMANについては発表日にも見てきましたが、今回は開発陣による商品開発の話や体験、以前のモデルを含むWALKMAN解体ショー(笑)などがありました。
このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたセミナーに参加して書かれています。
本セミナーへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)本セミナーに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)
誕生から30年、Walkmanが目指して来たのは、場所や時間を問わず、好きな音楽を良い音で楽しむことだそうです。
そのための基本が最高音質、そして小型化、スタミナ。
室外利用前提での最高音質を目指すため、フルデジタルアンプ S-Master(写真左の左半分の3chip構成がホームシアター用)をヘッドホン用に最適化し7mm角の1chipに。
さらにデジタルノイズキャンセリング(DNC)までも詰め込んだのがこのインテグレーテッドDNCプロセッサーになるそうです。これにより最高音質と小型化を両立させています。
ノイズキャンセリングのデジタル化により、電気ノイズを受けない、高精度でばらつきがない、自在に設計可能などのメリットがあり、リスニング環境に合わせたモード(電車・バス、飛行機、室内)選択ができることが最大のメリットとのことです。
また、集音した騒音成分を高速(低遅延)でかつ高精度にキャンセル信号を生成して出力するというのが一番難しく、他社がなかなか追随できない部分みたいです。
実際に騒音を鳴らしながら音楽を聞いてみましたが、ノイズキャンセリングの効果は大きく小音量でもちゃんと聞こえるのが良いですね。
普段はインナーイヤホンを使っており、それだけでも結構な遮音効果なので、ノイズキャンセリングがどれだけ効果あるのか実際の通勤とかで試してみたいですね。
次に小型化/スタミナについて。
厚さはウインドウ+ディスプレイ+バッテリの厚さで決まるそうです。なるべく薄くしたかったがスタミナを考慮して一番最適だとしたのがWALKMAN史上最薄の7.2mmだったそうです。バッテリは今までのWALKMANと同じものを使っているみたいですが、コネクタを設置するスペースも無く、半田で直付けになっています。
有機ELなのでバックライトもありません。
基盤はこれくらいのコンパクトさ、左右の写真は両面です。左の写真に先ほどのインテグレーテッドDNCプロセッサーが実装されています。
左の写真は開発用のロジックボード、結構大きいです。小さく写っているのが先ほどの製品の基盤です。
右の写真はカバー部分のアルミのプレス直後と製品版のカバーです。上下が15度ほど傾いたデザイン(SLASH)になっているので、プレスを工夫しているそうです。デザインを尊重し、そういったことまでやってしまうのがソニーらしいです。
有機ELと従来の液晶を比べると、やはり有機ELの発色の良さが目立ちました。
NW-A840だけでなく、NW-S740/S740K、NW-S640/S640Kも勢揃い。
Sシリーズのスピーカーも微妙に変わっているそうです。背面開口部が大きくなって取り出しやすくなったり、ACアダプタのコネクタの位置が変わって寝かせて操作も可能になったり。語学学習用に寝かせて、リプレイしたり、速度を変えたりすることを想定しているようです。
スピーカーに合わせた調整もなされており、小型のスピーカーでも聴きやすい音になります。
コンテンツや環境を変えなくてもWALKMANの世界を体験してほしいという思いで、オープン化や機器連携にも力を入れているそうです。
ドラッグ&ドロップで音楽がコピーできるようになったのもその一環で、iTunesからのドラッグ&ドロップのデモなんてのも行われました。
辞書を持っているので、ドラッグ&ドロップした曲もあいうえお順に並ぶそうです。
PlayStation 3との相互コピーも普通にできるようです。
さらに、PlayStation 3を使って、Walkmanに入っているコンテンツを再生するアップストリーム再生も可能です。
ドラッグ&ドロップなんて何でいままでやらなかったの?くらいの感じですが、私のようなiTunesやMacを使っている人がより便利に使えるようになると、乗り換えても良いかなと思いますね。プレイリストなんかも何とかコピーできたりできるとうれしいです。
SONYのBDレコーダのおでかけ転送にも対応しており、ジャンル情報と一緒に転送したり、再生位置のレジューム機能なんかもあるそうです。
発表時に聞いた話では、歌詞はダウンロード購入のみで自分で設定できないとの話でしたが、LRCファイルで同期表示が可能だそうです。これは良いかも。
デモなどが豊富で、残念ながら音楽を体験することはあまりできませんでした(しませんでした)。発売後に抽選でお借りすることができるそうですので、お借りすることができたらそのあたりもレビューしたいと思います。
SONY, WillVii, モノフェローズの皆様、ありがとうございました。