先日のCANON EOS M3モノフェローズイベントでの伺ったこだわりやデザインについて書きたいと思います。試作機で撮影してみた写真例はこちらの記事で。(本記事にもEOS M3試作機で撮影した写真が含まれていますが、すべて80%縮小したものになっています)
EOS M3のターゲットは旅先にも気軽に持ち出せるレンズ交換式カメラを求める一眼レフユーザーや旅の写真をもっとキレイに残したいレンズ交換に憧れを抱くデジタル一眼初心者(40歳以上の男性)らしいです。デザイン上も本質・モダン・上質・モノへのこだわりのある一眼レフでも満足できないこだわりユーザーを想定し、いつでも持ち歩けて撮影プロセスがしっかり楽しめることを目指したそう。
今回のデザインで特にこだわったのがホールドの良さだそう。EOSホールディング思想である流体造形のグリップを採用。
握り心地の良さを追求するため3Dプリンタで作成したモックで試行錯誤を繰り返し、形状を決定。
実際に作られたモックの一部。
上面にモードダイヤルや露出補正ダイヤルが付いて使いやすくなっています。レリーズボタンのまわりと背面にコントロールリングがあるのもポイント。
ファインダーEVF-DC1を覗きながら操作するような一眼レフスタイルでの撮影も可能。
さらにレリーズボタン周りは一眼レフのように斜めにカット(EOSカット)されており、シャッターを切りやすくなっています。
光軸にこだわったEOS同様に光学ユニット、タッチLCD、アクセサリーシュー、三脚座を光軸上に配置しています。
特に初めから意識していたわけではないそうですが、こういうEOSで培ったこだわりを取り入れてデザインした結果、黄金比な美しいプロポーションになったのだとか。
GUIもEOSを意識。
さらにタッチで操作しやすいようにしたとか。
バリアングルにも対応。
自撮りもできます。
機能面での一番の変化はAF速度の向上。EOS M2比で最大約3.8倍、EOS M比で最大約6.1倍高速化されたそうです。
その高速化を実現したのがハイブリッドCMOS AF III。位相差AFの精度を高めることで、シーンによってはコントラストAFの併用なしで、位相差AFのみでの合焦が可能になったそうです。
一眼ユーザに使いやすくするだけでなく、初心者へも配慮して、クリエイティブアシストという機能を搭載したそう。専門用語を使うのでなく、どのような画作りをしたいのかを分かりやすい言葉でサポートしてくれるみたいです。
その時の設定を確認したり、SDカードで設定をコピーしたりすることができるそう。
動画もMP4記録対応。マニュアル設定やタッチAFでの本格的な動画撮影が可能とか。
無線LANとNFCに対応し、スマートフォンだけでなくコネクトステーションCS100で画像保存したりテレビで観賞したりできるそう。
カラーはブラックとホワイト。
ホワイトモデルに合うシルバーのEF-M22mm F2 STMも登場します。
専用アクセサリーとしてダークブラウンに明るいステッチをあしらったボディジャケットとネックストラップも発売されます。
限定発売 25,000台のEOS M3 EVFキットも発売予定。
さらに先着5,000名にアクセサリーセットをプレゼントするキャンペーンも行われています。レンズキャップケースはキャンペーンオリジナルらしいです。買うかもという人はまずエントリーを。
コンパクトさの追求で操作感等を少し犠牲にしていたEOS M/M2に比べ、コンパクトさを少し犠牲にしつつも操作性を向上し、一眼レフユーザーが満足するような作りにしたEOS M3。ホールド感も良く使いやすくなったと思います。
キヤノンマーケティングジャパン、キヤノン、WillVii、モノフェローズの皆様、ありがとうございました。
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