昨日はWillVii主催のHITACHI Wooo 液晶TVモノフェローズイベントに参加してきました。
「できる」録画テレビWoooということで、今年の5月中旬発売予定のWooo UT800シリーズで何が「できる」のか、商品企画担当者の鈴木氏自らの実現したかったことをいかにして実現したかを語って頂けました。
まず、テレビ作りでこだわっているのはユーザに信頼ある商品を提案することで、高画質、高品質デザイン、操作性に注力したそうです。2007年12月にデビューしたWooo UTシリーズは、誰もが夢見た壁掛けテレビが実現されていないのを実現しようと薄型/軽量にこだわり、研究所はもちろん部材部門まで巻き込んで具現化しようとした。薄型化、高品質デザインには部品配置、放熱、強度など技術面とコスト増の問題があり開発からは妥協を提案されたが、商品企画としてはユーザが望む薄型を目指し妥協せず一体となって取り組んだとか。その結果、実質4ヶ月で量産化でき、他社も追従する状況になったとか。
ちなみにUTはUltra Thinということらしいです。
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級の家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」のセミナーに参加して掲載しています。記事の内容への関与(事実誤認を除く)は一切なく、中立な立場で書いています。商品無償貸し出し及びセミナーサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
薄さは調査結果から30mm台を死守しようと、回路、トランスコイル等を工夫して35mmを実現。
デザイン面では、フレグランスデザインを参考に内面からの塗装。この塗装にも想定した色がでず苦労して2度塗装とかしていたそうですが、ノウハウが溜まって1度で塗装できるようになったとか。
バックカバーも薄型デザインを強調するためフルフラットを目指したが放熱穴をどうするかで難航したそうです。
出来上がった製品は本当に薄く、背面もフラットで綺麗ですね。
特別にバックカバーを透明にしたWoooです。ちゃんと動作しているものです。
基盤上の部品が少しでも薄くするために寝かせてあったり、放熱を良くするために空気の流れるようにうまく配置したりしているそうです。
さらに何枚にも下ろした分解モデルです。見たことがあるなと思ったらCEATECで展示したものらしいです。
バックライトを少なくして光学シートを重ねることで、明るさ・画質はそのまま省エネを実現しているらしいです。
Wooo UTは外付けWoooステーションが付いており、ここに端子を集中させることで、Wooo本体はHDMIコードと電源だけのシンプルな配線で済ますことができます。
Woooステーションには録画機能も付いてますので、テレビリモコンの操作で録画等ができます。
2008年モデルでは、ACアダプタが熱問題等でどうしても内部に入れ込めず外付けにしたそうですが、2009年モデルでは、何とか内蔵しただけでなく、端子も追加することができたとか。
こちらはUTシリーズではないですがHDDレコーダ内蔵の03シリーズ、2009年モデル(左)と2008年モデル(右)です。2009年モデルにはインテリジェントオート高画質というテレビのまわりの環境(光)に合わせて映像を最適化する機能が追加されています。似たような機能は他社でもあるのですが、環境光の明るさだけでなく色合いまで含めて調整するとか。
まず、同一環境での比較では、映りはほぼ同様なのですが消費電力が減っています。
まわりを明るくしても(日差しが差し込んだときを想定)、インテリジェントオート高画質では明るくなって綺麗に鑑賞することができます。
まわりが暗くなり電球色で赤みがかっても、画面が暗くなるだけでなく色温度が低くなり(赤みがかり)、やはり自然な色合いで鑑賞することができます。省エネの割合が日立の木で表示されています。
ハイビジョン録画も同じ容量でより多くハイビジョンのまま録画できる4倍、8倍録画が追加されています。倍率が上がると少し鮮明さ(ダイナミックレンジ)が下がり、さすがに8倍ではノイズが載っていましたが、アナログ録画よりははっきり鮮明(輪郭)でした。
いろいろな条件で比較しながら鑑賞できるのは面白かったです。
カセットHDD(iVDR-S)で録画容量を増やせるだけでなく、VHSテープのような感じで手軽に保存したり他のWoooで再生したりできます(著作権保護に対応しているので)。他社で採用されていなかったり値段が高かったりするのが残念ですが。
インターネット映像配信対応は光回線の普及率から見合わせていたそうですが、今回アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロードに対応したそうです。事前にタウンロードしておいた映画をBlu-ray Discと比較しながら鑑賞させて頂きましたが、ほぼ遜色ない映りでした。
AVネットワーク(DLNA)で、他のWoooに入っている映像を視聴するデモなんかも見せて頂きました。
Wooo.netにはメッセージボード機能が付き携帯やテレビから伝言を書き込んだりできます。ネット系はやはり画面が複雑で切り替えがもたつくのであまり簡単・快適とは言えなさそうな感じでしたが。
薄くスタイリッシュ&簡単高画質を追求し、機能盛り沢山な印象でしたが、他社製品との連携や使い勝手などは少し気になりました。今回は抽選でWoooをお借りできるということで当選するかは分かりませんが、届いたらまたレポートしたいと思います。
日立、WillVii、モノフェローズの皆様ありがとうございました。