1/14にAMN主催の「レノボThinkPad新製品発表」ブロガーミーティング〜10万円以下のモバイルPCについて考える〜に参加してきました。
マーケティング戦略やAMDプラットフォーム、新製品の紹介、タッチ&トライなどがありました。
Thinkpadは今まで大企業向けに信頼性、堅牢性、キータッチの良さなどを売りにプレミアム価格で展開されていたのですが、ここ1年での急激な市場変化(6万以下の価格帯のパソコンのシェアが26%増など)を受けて、市場価格(つまり安価)でThinkpadの提供にチャレンジされたそうです。もちろんThinkpadブランドの信頼性、堅牢性、キータッチなどはそのままで。
この個人や中小企業まで幅広い層に訴求できる第4世代のThinkpadがThinkpad Edge 13″とThinkpad X100e。企業向けで考えていた機能的視点だけでなく外観や手触りなどの感性的な視点も重視したモデルになっています。
こちらがThinkpad Edge 13″でシンプルさとスタイルを追求しているらしいです。Thinkpadのロゴ(トップカバーとパームレストの2つ)のiの点が光っているのが面白いですね。デザインも今までの黒一色(と赤のトラックポイント)と違って、光沢のある赤(黒もあります)と側面のシルバーなどなかなかいい感じのデザインです。キーボード、LCD面はすべて黒(と赤のトラックポイント)でThinkpadのイメージはそのまま。
13インチで重さもありますが、ダイレクト価格が79,800円〜。
Thinkpad X100eは小型軽量のポータブルさを求めたモデル。IdeaPad Sシリーズの開発ノウハウが活かされているとか。カラーがつや消しの赤、白、黒があり、1.32kg〜。キャンペーン価格59,850円〜。
バッテリーが飛び出しているのがちょっと古いor安い感じに思えてしまうのが残念。
このような低価格を実現するのに一番ネックだったのが剛性・強度の維持。今までは強度が高いが価格も高い素材を贅沢に使っていたのですが、今回は安価な素材で今までと同じ強度を実現する工夫が満載です。
トラックポイントとLCDが当たることによるLCD破損が強度上の一番の問題だそうですが、そこはトップカバーに僅かなドーム形状を採用しクッション材を入れたりして外圧が分散・吸収するようにしたり、トラックポイントの高さを操作性を失わずに従来よりも低くしたりしたとのこと。
確かにトラックポイントの高さは低くなっている感じがしましたが、使い勝手は変わっていないような感じがしました。
キーボードは今までのタイプと異なっており、MacBookのようなタイプに見えます。Edge 13″は2.5mm、X100eは2mmのキーストロークらしいですが、ちょっとタイプしてみた感じではキータッチはかなり良い感じがしました。
水をこぼし続けても大丈夫という雨どいは無くなって、防水シートになっていますがw。
フレームはプラスチック製でかなり強度は低いそうですが、開口部に縦壁を立ち上げ上下の部品と多層で結合することで強度を実現したそうです。
開発の方からは構造や調整の仕方など色々な工夫を伺うことができました。
ハードディスクの支持構造もシンプルになっていますが、最初4点支持したところ、振動が直に伝わりすぎるので3点支持にして衝撃を吸収するようにしたらしい。フレームには4点支持の名残が見えます。
こういった工夫で、安価ながら驚きの剛性を実現しています。下の動画で拷問テストを御覧下さい。
信じられないテストですが、これがThinkpadクオリティということらしいです。
後半にはHD動画を再生してみたのを続けて載せてますが、非常にスムーズに再生されています。AMDのプラットフォームを使っているとのことで、パフォーマンスとかは良く知らなかったのですが、なかなか期待出来そうです。
キーボードの配置も工夫されています。主に個人向けを狙ったEdge 13″ではファンクションキーより音量、明るさなどの機能キーの方が使うだろうとのことで単独キーになってます。Caps Lock, MuteなどのLEDもなくして画面上にわかりやすく表示するようにしたとか。
ビジネス向けも狙ったX100eではファンクションキーはそのままです。
Edge 13″にはHDMI端子も搭載されています。
ACアダプタも小さめで安心。
Edge 13″の光沢のトップカバーは指紋がつきやすいですね。
イベントでは多くの参加者の中、台数が限られていたので、それほどじっくり触ることは出来ませんでしたが、Thinkpad Edge 13″のブラックモデルを2週間ほどお借りすることになりましたので、使ってみてレビューしたいと思います。
Lenovo, AMN, ブロガーの皆様ありがとうございました。