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今日からドーハで世界遺産委員会が開催され、今週20日〜21日にも「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産登録決定される見込みだそうですね。ちょうど6/12に富岡製糸場に行く機会に恵まれましたので、ブロガーさんとじっくり観てきました。今回の群馬の旅は株式会社プレジールさんがシルク製品のすばらしさを知って欲しいと招待頂いたもので、旅費を提供していただいたほか、社長の登坂さん自ら1日案内していただきました。
写真は、NIKON D7100+18-200mmまたはSONY RX100M3で撮影しています。


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世界遺産としては、生糸の大量生産を実現した技術革新やそれによる安価で良質な絹が世界中の人々に広がった歴史などをふまえ認められたそうで、富岡製糸場の他、養蚕法を開発した田島弥平旧宅や高山社跡、蚕種(蚕の卵)を貯蔵した荒船風穴などが絹産業遺産群として登録される予定。
地元の人は、他の世界遺産登録の難しさを知っていたので、あまり登録されるとは思っていなかったそうで、発表に驚いて急遽登録を活かす検討等されているみたいです。
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日本の近代化に貢献した富岡製糸場は、教科書で習ったことはありますが、訪れるのは初めて。
平日だったからか、直前まで1週間ほどずっと雨だったからか、それほど人は多くありませんでしたが、世界遺産登録されればまた観光客が増えそうですね。
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行啓記念碑
明治天皇の要請で皇太后及び皇后が創業の翌年明治6年に行啓した時の記念碑だそうです。
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東繭倉庫
建物は木材の骨組みに煉瓦を積み上げていく「木骨煉瓦造」の建物で、目地は漆喰が使われています。木骨に屋根の重みなどの力がかかるため煉瓦だけで立てた建物より壊れにくいそう。
煉瓦は長い面と短い面を交互に並べていく日本で「フランス積み」と言われている積み方。
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アーチ中央部分には「明治五年」と刻まれたキーストーン
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東繭倉庫の反対側
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乾燥場は今年2月の記録的大雪の被害で倒壊したのだとか。
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検査人館
生糸の検査や器械整備を担当したフランス人男性技術者の宿舎として建設された木骨煉瓦造二階建ての建物。
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女工館
器械製糸の技術指導のために雇われたフランス人女性教師の宿舎として建設された木骨煉瓦造二階建ての建物。2階ベランダの天井部分は格子状の組まれていたり当時の洋風建築の特徴が見られます。
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繰糸場
長さ140.4m、幅12.3m、高さ12.1m木骨煉瓦造平屋建て。当時は電気がなかったため、採光のために多くのガラス窓が付けられています。
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繰糸場入口
繭から生糸を取る作業をする所で、創業当初はフランス式繰糸器300釜が設置され、世界最大規模を持つ工場だったそう。
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繰糸場内部
屋根を支える構造は洋式のトラス工法で、建物内は柱のない大空間が広がっています。
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建物の内部には昭和40年以降に設置された自動繰糸機が操業停止時のまま保存されています。
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正常粒付というのは、8,9,10個の繭から糸を繰る状態を正常にしていたのだとか。
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先日とは別の意味の工場萌えですねw
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元々は繭を繰糸場で茹でていたため、蒸気抜きの越屋根が取り付けられていたりしますが、蒸気で作業を行いにくいため、隣の建物で茹でて、それをこの装置で運ぶようになったらしいです。
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ちなみに富岡製糸場では、ガイドツアーが30分間隔(昼間は休止)で行われており、写真は今回お世話になったガイドの方。ガイドの方によって話す内容が違ったりするそう。
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診療所
当時診療所にはフランス人医師が常駐しており、診療は無料だったそう。入院設備もあります。
休日もあり1日8時間労働と働く工女さんたちの就労条件や福利厚生まで、近代的な工場だったそうですね。
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ブリュナ館
フランス人指導者ポール・ブリュナが、家族と共に居住。その後建物内部は改造され、工女の夜学校や寄宿舎として使用されたとか。企業内教育まで行われていたそうです。
高床で回廊風のベランダを持つ風通しの良い開放感のあるつくりになっているそう。
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寄宿舎
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すぐ横には鏑川が流れています。普段は清流らしいですが、この日は1週間降り続いた雨で濁流になっていました。
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西繭倉庫
1階北半分は建設当初には煉瓦壁がなく石炭置き場などとして使われていたそう。昭和後期になって煉瓦壁になったそうで、積み方が他と変わっています(ドイツ積み)。
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煙突
現在の煙突は昭和14年に建造されたものだそう。明治5年当初の煙突は、レンガ積みの基礎の上に、直経1.3mの鉄筒を高さ36mまで積み上げ、四方に鎖を張って支えていたとか。当初から高い煙突を造り、燃料である石炭の煙媒対策とするなど環境へも配慮していたそう。
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こんな個性的な木の椅子もありました。
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場内の売店のお土産で一番人気は富岡シルク石けんだそう。富岡産シルクを使用し、その高品質シルクから抽出した「フィブロイン」が肌を保湿。さらにシルク以外の成分で保湿力がヒアルロン酸の約2倍の「リピジュア」が配合で、肌に優しい二つの保湿成分が特長。さらにこの石鹸とても硬く洗ってもなかなか減らないそう。
シルクって、絹以外にも使われているのですね。
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そして二番人気のシルクフィル。このシルクフィルが今回の旅のキーワードなのですが、これについては、別の記事で詳しく書きたいと思います。

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富岡製糸場の最寄り駅「上州富岡駅」のすぐ近くは「おかって市場」というところがあります。繭などの倉庫として使われていた土蔵や赤煉瓦造の倉庫を改装して作った食料品店。
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中にはとても安い採れたて野菜などが並んでいます。
この辺りにはスーパーやコンビニがなく、買い物難民を助けるべくオープンしたのだそう。
おかって市場の内装はもともと倉庫にあった廃材などを活用してきれいに改装されています。階段の板がテーブルになったり。
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例えば、ちょうど入荷したばかりというこの大きな筍は300円。
富岡製糸場に行った際はぜひ立ち寄ってみてください。
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そして敷地内あるたてものはとても古いですが雰囲気があり、思わず写真をたくさん撮ってしまいましたw
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ここは「動楽市」という市場&コンサートなどイベントに使われているそうです。
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おかって市場の2階にも入らせていただきました。
テーブルの足は足踏みミシンだったり。
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その奥には繭を保存するかごが沢山置かれたままになっていました。
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窓から見える風景も面白かったので写真を。
窓も古いガラスで少し凹凸があったりするのが風情がありました。
富岡製糸場だけでなく、富岡の街のフォトスポットなんかも色々見つけていければ良いですね。
群馬の旅はまだまだ続きます

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