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5/30に品川ソニー本社で開催されたαアンバサダープログラムキックオフミーティングに参加してきました。当日は50名ほどのファンが集結し(当選倍率は10倍だったそう)、ソニーの一眼カメラαの技術者の商品開発にかける想いを聞いてきました。
αアンバサダープログラムはだれでも参加できるので、αを持っている方はもちろん、興味がある方、一眼カメラが好きな人など登録しておくと、このようなイベントやモニターなどに応募できますよ。

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ソニーマーケティング デジタルイメージングビジネス部 伊藤総括部長 と ソニー デジタルイメージング事業本部商品企画部門 岩附担当課長

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αのカメラのこだわりは、ソニーの技術力でユニークなだれもやらなかったカメラを実現すること。そして得意の小型・コンパクトなカメラを実現すること。画質重視でフルサイズセンサーを初めAPS-C以上の大型のイメージセンサーを搭載しつつ、小型で機動力のあるカメラを作っています。

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デジタル一眼カメラの3つのキーデバイス、レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンをすべて自前で開発し、0から新しいカメラを創造することができる技術力を保持しているのが特長とのこと。
それぞれの技術力を説明しつつ、ユーザの声も聞きたいとのことで、3チームに分かれ30分ずつのローテーションで、レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジン、それぞれの技術者の詳しい話を伺ったり質疑応答したりという形式で行われました。

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ソニー デジタルイメージング事業本部コア技術部門光学設計部 大竹氏からはαレンズの技術紹介。

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ミラーがある一眼レフのAマウントとミラーレス一眼のEマウントの違い
Eマウントはミラーが無くなった分、フランジバック(レンズマウントのマウント面からイメージセンサー面までの距離)が短くなったので、周辺の収差が出ず広角レンズの設計がしやすくなったそう。

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Aマウントは瞬時に被写体位置を検出できるが精度に欠ける位相差AF、Eマウントは被写体位置の検出が遅いが精度の高いコントラストAF

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位相差AF用のモーターは静止画重視で高速駆動だけど音が出るリングSSM,DCモーター,ステッピングモータなど
コントラストAF用のモーターは動画対応で往復駆動で静音なステッピングモータ,リニアモーター,DDSSMなど

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DDSSM(Direct Drive SSM)は、静かに、速く、重いレンズを動かせる技術。
RX10ですでに実用化されていますが、さらに大きく重いレンズを動かせるように開発しなおして、Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA SEL35F14Zに搭載されているそう。

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収差を抑えることができる非球面レンズ

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ブルーレイ技術を応用したナノARコーティング。屈折率のギャップを徐々に変化するようにして反射を抑え、反射率0.2%を実現。(コーティング無しは10%、マルチコーティングは1%程度)

ソニーではレンズの設計等をグループで携わるため、誰が作ったレンズというのはあまり言わないそうです。印象に残っているレンズはE50mmF1.8で、入社3年目の社員にまかせてとても良いレンズが出てきたためとか。

撮影不可でしたが、発売前のレンズの分解品を見せていただくという貴重な体験も。
他社のレンズの話だと光学設計の話が多いのですが、ソニーの技術紹介はモーターの話がメインというのがソニーらしいと思いました。

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ソニー デジタルイメージング事業本部商品設計部門システム設計部 冨田氏からはイメージセンサーの技術紹介。
ソニーは大規模な設備投資により最先端技術を集結したイメージセンサーの製造と供給が可能となっており、他者にも提供しています。
そして将来のカメラ開発を見据えたカメラ事業部と半導体事業部の連携が自社開発のメリットとか。

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ソニーのイメージセンサーといえば高感度が売り。従来のイメージセンサーのオンチップレンズのギャップを無くし(ギャップレスオンチップレンズ)、画素の配線層を極限まで低層化し集光効率を改善(高集光プロセス構造)、フォトダイオードの集光面積を拡大(ワイドフォトダイオード設計技術)などで、地道にセンサーに届く光を多くしているのですね。

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このような技術でISO409600までできるα7Sなどを実現しています。

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APS-Cセンサーではセンサー前面での像面位相差AFを実現。レンズに合わせた信号処理も行っている。

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α7IIのフルサイズ5軸ボディ内手ぶれ補正も実現。
Eマウントレンズだと2軸はレンズ内補正でのこり3軸をボディ内手ぶれ補正で補正したりするとか。Aマウントレンズだと5軸ともボディ内補正。

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ばねを使わず磁気付勢力を使っており、センサー保持のための電源が不要というのが特長だそう。

やっぱりソニーは他社にもセンサーを供給しているだけあって、センサーはかなり良さそうですね。

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ソニー デジタルイメージング事業本部商品設計部門システム設計部 小坂井課長からは画像処理エンジンの技術紹介。

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ソニーの最新世代画像処理エンジンはBIONZ X。α7から導入されています。フロントエンドLSIとBIONZ Xの2チップで構成。

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BIONZ Xは、高度な画像処理、オートフォーカス演算、インターフェース処理などを行うそうです。

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高度な画像処理の一つが、ディテールリプロダクション技術。高い解像感で自然な立体感を再現しているそう。

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絞ったときに起こるレンズの回析現象を軽減する処理を実現。高画素化してもパンフォーカスでクリアな解像感を実現。

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エリア分割ノイズリダクションで低照度時でのノイズを軽減。

ちなみにこれらの処理はJPG作成時に行われるので、RAW撮影では適用されないそう。

また、オートフォーカスの動体予測や4K動画対応なんかも画像処理エンジンで実現しています。

これらの高度な画像処理やオートフォーカス演算などは処理能力を必要とするため、ようやくチップで実現できるようになったのだとか。
こういった新規機能にチャレンジして、どんどんユニークな機能をつけていくのはソニーらしいですね。

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イメージセンサー、画像処理エンジン、レンズをすべて自社設計・開発しているからこそ、高速AFなどが実現できている。

ソニーαシリーズの高精細感、高感度性能、高速AFなどの特長を技術面から紹介して頂き、とても興味深かったです。

ただ、あまりに自社自社と閉じている感じが少し気になりました。特にレンズなどはせっかくレンズ交換式なのだからもっと他社との連携やエコシステムを考えた方が良いのでは?とも。あと、技術実現でユニークな新規機能も良いですが、撮影のためのツールとしての信頼性の向上についての話ももう少しあればよかったかな。

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今回、α7とFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870、更にSonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Zをお借りすることができましたので、色々撮影して試してみたいと思います。

ソニー、ソニーマーケティング、AMN、参加の皆様、ありがとうございました。

4 のコメント

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