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ソニーフラッグシップモデル ブロガー限定先行体験会で聞いてきた開発ストーリー。まずはステレオヘッドホンMDR-Z1R編です。

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MDR-Z1Rを開発したのは、音楽の感動を商品で伝えたいという想いから。演奏だけでなくその現場の空気感を伝えることを追求している。

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まず必要なのが、可聴帯域外までの広い帯域の音の再現。それを実現したのがマグネシウムドーム振動板。
マグネシウムを30μmの薄膜にして、効率よく振動を伝達することで、120kHzまでの超高域まで再現。

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マグネシウムを薄膜にするのは成形が難しく、10年もかかったのだとか。
さらに内部損失が大きいアルミニウムコートLDPエッジを使用することで、低域と色付けがない音を実現。

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自然な音に聴こえるには、平面波になる必要がある。
平均的な耳の大きさが65mmなのに対し、それより大きな70mmの大型ドライバーを使うことで、平面波に近い音を再現している。

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右側のがMDR-Z7のドライバーで、真ん中のがMDR-Z1Rのドライバー。
MDR-Z1Rでは、フィボナッチ数列にヒントを得た、フィボナッチパターングリルを開発。
ひまわりの種の配列のような形で、開口を均等化している。Z7もZ1Rも開口率はあまり変わらないそうですが、開口が均等化することで、音の偏りが無くなる。

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さらにハウジングも改良。
密閉型のヘッドホンでは、開口部が無いと、貝殻を耳に当てたときのような音がする。
同じ密閉型のMDR-Z7では、下部に開口を持っている。

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MDR-Z1Rでは、レゾナンスフリーハウジングということで、面全体から均等に空気を抜いている。
対称な形でなく中心がずれていることで共振を抑制する。

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音響レジスターにはカナダ産針葉樹を使っているそう。繊維密度高く安定しているためだとか。
このようなハウジングにすることで微小な音もちゃんと聴こえるようになり、ダイナミックレンジも高まっているそう。

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さらに音響設計・調整はニューヨークのマスタリングスタジオで行ったのだとか。
人が聴いた体感を大事にして、その場で分解・調整を繰り返した。
空気感の表現、空間の広がりを感じるには低音もしっかり再現できるようにしたそう。

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装着性にもこだわり、柔らかい眼鏡フレームで使われているβチタン製ヘッドバンドを使用。
イヤーパッドは、多くの耳をスキャンして、理想の形を導くも、実際に付けてみるとより良く感じられる形の方を採用したり。
正しい装着状態が得られるようにすることが重要。

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付属ケースもこのようなしっかりしたものになります。

MDR-Z1Rは日本製で、プロ向けの機器を作っている工場で安定した品質を確保しているそう。

少しでも良い音のために偏りがないように、上手く音が再現できるようにとこだわりぬいて作られたMDR-Z1R。
12年ぶりになるソニーのフラッグシップヘッドホンモデルMで、これまでのノウハウを継承しつつ新しいアイデアや技術を惜しみなく投入したといえますね。ヘッドホンでここまでの音が出せるのかと思えるものですので、ぜひその音を聴いてみて、その空気感を味わってみて下さい。

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次はウォークマンWM1シリーズの開発ストーリーに続きます。

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1件のコメント

  1. ピンバック: ソニーフラッグシップモデル 30万のウォークマンと20万のヘッドホンの組み合わせを体験 #音のこだわりの全て | Digital Life Innovator

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