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知らない電話番号から着信があったらどうしますか?
勧誘電話かもしれないし、仕事関係かもしれないし、折り返すか迷いますよね。
そんな人におすすめなスマートフォンアプリが「Whoscall(だれ電)」。iPhoneとAndroidの両方に対応しています。

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iOS版WhoscallはApp Storeから、Android版WhoscallはGoogle Playからダウンロードしてインストールできます。私はiOS版をiPhone7にインストールしました。
開発元は台湾のGogolook株式会社という会社で、電話番号のデータベース・アプリのスタートアップ。LINEのオーナー韓国Naverにより買収され傘下になっています。かつてGoogleのEric Schmidt社長が評価したことで脚光を浴びたそう。世界各地のイエローページ、ウェブサイト、公開データベースなど10億件以上の電話番号を持っていて、ダウンロード数は6,000万以上にもなるみたいです。
発信者情報通知機能は、月200円(年払いだと年1,800円)と有料。ただし、1ヶ月は無料お試しができます。

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1ヶ月を過ぎると自動的に課金されますので、無料体験でも購入処理が必要です。(解約はいつでも可能です。)
最初に着信時の発信者情報通知のための約20万件のオフラインデータベースをダウンロードします。着信時はサーバーに問い合わせるのではなく、オフラインでアプリで確認する仕組みです。

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発信者情報通知機能をオンにするには、iPhoneの「設定」から「電話」を選び、「着信拒否設定と着信ID」を開きます。

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「着信拒否設定と着信ID」で「Whoscall」をオンにすることで、発信者情報通知機能が働きます。
「着信拒否設定と着信ID」はiOS標準の機能で、アプリを使った迷惑電話の着信拒否などができます。これをオンにしてもアプリ側は着信についての情報にアクセスすることはできません。勝手に着信履歴や連絡先の情報を収集したりできない、個人情報保護に配慮した作りになっています。(アプリやホームページの中華フォントに怯んだ人も安心して下さい。Gogolook株式会社にも確認しました。)

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アプリを使ってからまだ迷惑電話の着信がないのですが、最初の写真のような電話番号の下にセールスや企業名等の文字が出るようになるみたいです。
電話の着信履歴を見ると、Whoscall: (株)…とか、企業名が表示されています。着信したときにこういう企業名が分かるのも良いですね。
さらに着信履歴の詳細情報から電話番号を長押ししてコピーしたり、電話番号を入力して検索することもできます。

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Whoscallアプリの下にある虫眼鏡のアイコンを押すと電話番号の検索画面になります。
電話番号を入れて検索するとユーザからの報告やWEB検索などによる情報が出てきます。迷惑電話を報告することもできます。
試しに、固定電話の方の着信履歴から見覚えのない電話番号を入れて検索してみると、こんな勧誘電話や迷惑電話ばかり。
これは便利ですね。固定電話にも欲しいな。
そうか固定電話がかかってきたときに、さっとこの機能で検索すれば良いのですね。

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さらに下の禁止アイコンを押すことで、検索リストや電話番号入力で着信拒否リストに特定の電話番号を追加することができます。
着信拒否に追加した電話番号からの着信は通知されなくなります。
かかってきたときに迷惑電話や企業を見分ることができるだけでなく、着信拒否設定までできるというのは良いですね。

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あとのアイコンはおまけ的な機能ですが、連絡先に登録しなくても着信時に識別できる電話帳の機能とか、企業向けに自身の電話番号に付加情報をデータベースに登録してWhoscallユーザーに電話を取ってもらいやすくするサービスなどもあります。

iPhoneには発信元を確認したり着信拒否したりする仕組みがあるのに使わないのはもったいない。電話着信に応答するかはその場で判断が求められるので、発信元の情報が表示されるのはとても有意義ですね。
「Whoscall」は有料アプリですが、迷惑電話の判定だけでなく企業名の表示や着信拒否設定も簡単にできるので、迷惑電話がかかってきて困っている方にはとてもおすすめです。