国立新美術館で文化庁メディア芸術祭アート・エンターテインメント・アニメーション・マンガ部門の受賞作品を体感しよう #jmaf

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六本木の国立新美術館で6/13(水)〜6/24(日)に開催される「第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」。そのプレス向け内覧会に参加させていただきましたので、各部門の受賞作品や受賞者を紹介したいと思います。

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部門はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門。応募総数4,192作品(世界98の国と地域から応募)から選ばれた全受賞作品と功労賞受賞者の紹介が展示されています。なかなか面白い表現や新しい表現、制作の背景など観ていてとてもワクワクする内容でした。

アート部門

大賞

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Interstices / Opus I – Opus II
Haythem ZAKARIA (チュニジア)

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Opus Iは静的な砂漠の風景

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Opus IIは動的な海の風景
チュニジアの風景をモノクロの映像で表現した大きな映像インスタレーション。それほど動きはないですが、引き込まれます。

優秀賞

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アバターズ
菅野 創/やんツー

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空間に配置された、様々なモノがインターネットにつながっており、ウェブブラウザからログインした人のアバターとして動かせるようになっています。

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モノを通して観た世界、モノを通して観られている世界などIoTの世界を面白く表現しています。

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カメラ・インターネットを通して観られるので、プライバシーが気になる人には仮面なども用意されていますよ。

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進化する恋人たちの社会における高速伝記
畒見 達夫/ダニエル・ビシグ (スイス)

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人の恋愛を中心とした人生を高速にシミュレーションする生態系シミュレーター。

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水準原点
折笠 良

原点という詩を刻印した粘土を波のようなクレイアニメーションで表現。

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Language Producing Factory
DAI Furen (中国)

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中国湖南省江永県の山村で女性だけに伝承された言語「女書」をテーマにした映像インスタレーション。
その文化がその文字を描く女性とともに観光商品として扱われる様子を風刺しています。

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新人賞

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I’m In The Computer Memory!
会田 寅次郎

コンピュータのメモリの中を可視化。タッチパネルで探索できます。

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Panderer (Seventeen Seconds)
Gary SETZER (米国)

美術館で鑑賞者が1作品に費やす平均時間が約17秒なのでその制約を守ったという説明の17秒の映像作品。

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The Dither is Naked
YANO (スイス)

ディザリングアルゴリズムを可視化した作品。

エンターテインメント部門

大賞

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人喰いの大鷲トリコ
『人喰いの大鷲トリコ』開発チーム(代表:上田 文人)

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トリコはAI技術によって、周囲の状況を認識し、自らの判断で行動するようになっており、その架空の生き物と心を通わせるゲーム。
実物大のトリコやVRでのトリコを体験できるようになっています。

優秀賞

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FORESTA LUMINA
『FORESTA LUMINA』 制作チーム (カナダ)

人が来なかったような森をイルミネーションやサウンド、プロジェクションマッピングでコンテンツを付与して、歩くエンターテインメント空間にしています。

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INDUSTRIAL JP
INDUSTRIAL JP

町工場の工作機械などの音をクラブミュージックに編集。

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PaintsChainer
米辻 泰山

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線画にニューラルネットワークによる画層生成技術で自動着色する様子を可視化。

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タブレットで作品を写すとAR的に着色する様子をアニメーション。違う絵にもなります。

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Pechat
『Pechat』開発チーム(代表:小野 直紀)

ぬいぐるみに取り付けるボタン型スピーカー。文字や声で入力したセリフをおしゃべりしたり、うたをうたったり、おはなしをしたり、自動でおしゃべりしたり、まねっこしたりと、ぬいぐるみに子育てに良さそうな機能を追加できるのは面白いですね。

新人賞

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盲目の魚-The Blind Fish-
石川 泰昭/ミカヅキ フタツ/Keishi Kondo

木製の魚のマリオネットと音楽で構成された映像。美しいです。

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Dust
Mária JÚDOVÁ / Andrej BOLESLAVSKÝ (スロバキア)

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VRで線画で描かれた世界に入り込み、ダンサーが踊る姿を鑑賞できる。自分や周りの人も線画のようになって面白いです。

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MetaLimbs
佐々木 智也/MHD Yamen SARAIJI (シリア)

2本のロボットアームを足で操ることで腕を増やせる作品だそう。

アニメーション部門

大賞

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この世界の片隅に
片渕 須直

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当時の生活の様子や風景を詳細に調査して作品が作られていることが分かる資料が展示されています。

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夜明け告げるルーのうた
湯浅 政明
(写真はプロデューサーの岡安 由夏さん)

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やわらかなタッチのねむようこ先生のキャラクター原案や原画も展示

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優秀賞

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ハルモニア feat. Makoto
大谷 たらふ

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抽象的な表現の手書きアニメーションが魅力的なミュージックビデオ

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COCOLORS
『COCOLORS』制作チーム(代表:横嶋 俊久)

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木版画的な表現とマスクをかぶった表情が見えないキャラクター。
表情が見えないので、生演奏と生アフレコで上映というイベントも。

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Negative Space
KUWAHATA Ru (日本) / Max PORTER (米国)

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作品で使われたキャラクターや家の模型などを展示。

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新人賞

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舟を編む
黒柳 トシマサ

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The First Thunder
Anastasia MELIKHOVA (ロシア)

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Yin
Nicolas FONG (フランス)

マンガ部門

大賞

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ねぇ、ママ
池辺 葵

マンガ部門の各作品は原画や資料が展示してあったりして面白いです。

優秀賞

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銃座のウルナ
伊図 透

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ニュクスの角灯
高浜 寛

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夜の眼は千でございます
上野 顕太郎

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AIの遺電子
山田 胡瓜

新人賞

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甘木唯子のツノと愛
久野 遥子

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バクちゃん
増村 十七

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BEASTARS
板垣 巴留

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マンガライブラリーでは受賞作品、審査委員会推薦作品の全巻を自由に読むことができます。

功労賞

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田宮 俊作
タミヤ代表取締役会長・社長

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プラモデルやミニ四駆などでものづくりを牽引し、世界に広めた。

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竹内 オサム
マンガ研究者/同志社大学教授/マンガ家

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マンガと児童文化の評論研究誌ビランジを刊行。

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入場無料なので、芸術の梅雨はぜひ国立新美術館に行って、選りすぐりの新しい表現、メディア芸術を堪能して下さい。
音声ガイドアプリも無料配信中です。

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受賞作品はメイン会場の国立新美術館に展示してありますが、サテライト会場でも連携したイベントを実施しています。
アニメーション部門やエンターテインメント部門の作品は国立新美術館3階講堂やTOHOシネマズ 六本木ヒルズなどでの上映もあるみたいです。
上映スケジュールを確認して下さい。
また、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターやスーパー・デラックスでのトーク、シンポジウム、ライブパフォーマンスなども行われます。
表参道ヒルズでは、「ニュクスの角灯」の原画と書き下ろし作品を展示。
ルミネ新宿では、INDUSTRIAL JPとBEASTARSを展示。
関連イベントはこちらから検索できますよ。