以前、M1 Macbook AirにStable Diffusionをインストールしたときは結構大変でしたが、今はM1/M2 MacへのStable Diffusion web UIでのインストールがとても簡単になっています。公式サイトにかかれている通りでインストールできますが、メモを残しておきます。
- Homebrewをインストール(これはすでにインストールしていました)
- ターミナルで下記を実行して、動作に必要なものをインストールします。
brew install cmake protobuf rust python@3.10 git wget
- Stable Diffusion web UIを起きたいパスに移動して、下記コマンドを実行します。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
- 好きな学習済みモデルを下記フォルダに配置します。Stable Diffusionの標準のモデルはここからダウンロードできます。
最近の人気のモデルはCivitaiやHugging Faceからダウンロードできます。stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion
追記)実写・イラスト系のおすすめモデルをこちらで紹介しています。 - 下記でStable Diffusion web UIを起動します。初回は必要なファイルをダウンロードするので時間がかかります。
cd stable-diffusion-webui; git pull; ./webui.sh
- 下記のようなメッセージが出たら、ブラウザで
http://127.0.0.1:7860
にアクセスすれば使えます。Running on local URL: http://127.0.0.1:7860
特に問題なく動きました。M1 Max搭載MacBook Proだと、起動が驚くほど速く、512×512の画像なら数秒で作成できますね。
760×1024くらいの画像も少し時間がかかるもののメモリ不足などなく作成できました。結構熱くなってファンが回るので頑張っているのが分かります。
クラウドサービスも色々ありますが、モデルを自由に変更したり、様々な公開されている拡張機能を入れられるのが、ローカルにStable Diffusion web UIを入れる魅力ですね。
BRA(Beautiful Realistic Asians)v5モデルで試しに作成してみたポートレート写真風画像を載せておきます。txt2imgで作成し、一部明らかに変なところをimg2imgで修正しています。
使ったプロンプトはだいたい下記な感じですが、少し書き換えている画像もあります。
Prompt: beautiful girl, photorealistic, portrait, F1.4, Canon, full body, big breast, wet white shirts, school uniform, wet long hair, best quality, master piece, wind, rain, tears, back light, sparkling, night, concept art
Negative prompt: EasyNegative, pool, ((umbrella))
全然違う感じのも生成してみました
Prompt: beautiful woman, future, cyberpunk, steampunk, ice, flame, soul, sparkle, photorealistic, master piece, best quality, fog, neon light, Magic circle, android