福岡から唐津はJRや高速バスで行けますが、行きは高速バス「からつ号」で宝当桟橋まで行きました。西鉄天神バスターミナルから1時間半弱ですね。
宝当桟橋からすぐのところに唐津城天守閣があり、城内橋を渡って行くことができます。現在の唐津城は昭和41年に完成した文化観光施設。
地下歩道を通って行きます。
天守閣までは階段がかなり続きますが、エレベーターで一気に上ることができます。
エレベーターの利用料は片道100円。斜めに上がっていきます。
エレベーターを降りるとすぐに天守閣。
入場料は一般500円。
城内2Fに唐津の歴史、3Fに唐津焼に関する展示が行われています。結構見応えありましたが、撮影禁止です。
5Fは展望フロア。風が強かったですが、ものすごく眺めが良いですね。
虹の松原。防風、防潮、新田開発のために初代藩主が植林したもので、日本三大松原として国の特別名勝にしていられているそう。
下りは階段で降りました。
見事な藤棚があります。天然記念物の紫フジ。
青もみじも綺麗ですね。
石垣の散歩道を通って、旧高取邸へ。
旧高取邸は、杵島炭鉱などの炭鉱主として知られる高取伊好の邸宅。平成10年に国の重要文化財に指定されました。
和風を基調としながら洋間をあわせ持つという近代和風建築。大広間には能舞台を設けるなど独特のつくりが見どころ。
杉戸絵や欄間などの意匠も見応えがあります。とても凝った造りで驚きました。
入場料は一般520円です。室内は撮影禁止。
通りかかった埋門ノ館。旧唐津藩時代の名称を使用したもので、茶道、華道、舞踊、能など市民の文化及び社会教育活動の場として建てられた武家屋敷風の木造平屋建て。見学は無料。
能舞台もあります。
旧大島邸は、唐津の近代化に尽力した大島小太郎の旧宅です。大島小太郎は唐津藩の英語学校耐恒寮において、東京駅を設計した辰野金吾や同じく著名な建築家である曽禰達蔵らとともに、後の蔵相、首相を務めた高橋是清の薫陶を受け、明治18年には佐賀銀行の前身となる唐津銀行を創立。その後も鉄道や道路の敷設、市街地の電化、唐津港の整備など、唐津の近代化に大きく貢献。
入館料は100円。こちらは撮影は可能。襖絵や欄間などやはり工夫が凝らされています。
絵師長谷川雪塘の絵
茶室
旧唐津銀行本店は明治45年竣工のもので、平成29年に佐賀県指定重要文化財に指定。大島小太郎とともに高橋是清から唐津藩英学校(耐恒寮)で教えを受けた工学博士辰野金吾の監督のもと、辰野金吾の弟子にあたる清水組の田中実が設計を担当し、装飾については京都高島屋。建物のデザインのスタイルは、辰野金吾がイギリス留学時代に流行したヴィクトリア様式のひとつであるクイーン・アン様式を日本化したいわゆる「辰野式」と呼ばれるもので、赤煉瓦に白い御影石を混ぜ、屋根の上に小塔やドームを載せて、王冠のごとく強調する辰野流の工夫が加味されています。
辰野金吾といえば東京駅で有名ですね。同じく辰野金吾による京都文化博物館(旧日本銀行京都支店)とも似たような造り。
中は無料で見学できます。
唐津を巡ったあとは、大手口(唐津バスセンター)から名護屋城城跡へ。
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