ParallesはMac上でWindowsなどのOSを再起動なしに動作させるソフト。10年以上前から愛用しています。
今でも進化を続けるParallelsの最新版「Parallels Desktop 13 for Mac」の発表会の夜、ブロガー向けに開催された「Parallels Night」にお招き頂き参加してきました。
会場は「つきじ植むら山王茶寮」さん。
美味しいお料理やお酒を頂きながら、最新版の進化のポイントを教えていただきました。
米Parallels アジア・太平洋地域 ジェネラルマネージャー ケビン・グリーリー氏からその概要を説明頂きました。
主な強化ポイント
特にMac特有の機能をWindowsで使えるようにすること、Windows特有の機能をMacで使えるようにすることなど、両方のOSを同時に動かすだけでなく、Parallelsでしかできないことを実現しているのが特長。
米Parallels シニア・プロダクトマネージャー カート・シューマッカー氏からは新機能のデモがありました。
Mac特有の機能の一つがTouch Bar。そのTouch BarをWindowsからも使えるようにしています。
ParallelsでWindowsを起動すると、まずタスクバーに並んでいるアイコンがTouch Barに表示され、ワンタッチで起動できるようになります。
(デモ用にタッチバーが画面上部に表示されています)
さらにMicrosoft Officeの各アプリやブラウザ(Edge,IE,Chromeなど)を立ち上げると、登録された機能がTouch Barに表示されるようになっています。
その他のソフトはファンクションキー表示になってしまうのですが、ドラック&ドロップでカスタマイズすることもできます。
現状は予め決められたキーボードショートカットをTouchBar上の好きな位置に表示できるという機能になっています。それほど自由度の高いカスタマイズはできませんが、ユーザーがこの機能を活用しニーズが高まるようであればさらに高度なカスタマイズも考えたいとのこと。
逆にWindows特有の機能として着目したのが、「People Bar」。頻繁にやり取りを行う人をタスクバーに登録しておくことができる機能で、Windows 10 Insider Previewで機能追加されたもの。
そのPeople BarをMacのDockに配置することができます。タスクバーに登録しておけるPeople Barは3名までに対し、Dockへの登録は何名でも可能。
macOS 10.12 Sierraで搭載された「ピクチャー・イン・ピクチャー」機能を使って複数のVMを小さく表示することも可能。
小さくてもちゃんと動いているし、透過度も設定できるのでVMの表示があまりじゃまにならないようになります。
GPUを使った処理のパフォーマンスが2倍に。シミュレーション用のCADなどサクサク動きます。
意外と面倒だったWindowsの仮想マシン作成も、Microsoftとの交渉で、簡単にダウンロードして作成できるようになっており、ライセンスコードを後で入力して認証するようになっています。ライセンス認証前でもとりあえず一定期間使ってみることができます。
また、Windowsアップデート中にMacを落としてWindowsを壊してしまわないようにMac側で警告がでるようにしたりといった、今まであった問題も解消しようとしています。
Mac上で使えるツール群を集めた「Parallels Toolbox」も強化・新しいツールが追加されています。
Retinaディスプレイの解像度を自由度高く変更できるツールなど、便利なツールが沢山入っているそうです。
残念ながら私はTouchBarの使えるMacBook Proは持っていませんが、その他の機能など色々面白そう。Parallels Desktop 13 for Macのライセンスコードも頂きましたので、ぜひ利用してみてまたレビューしたいと思います。
Parallelsの皆様、参加ブロガーの皆様、ありがとうございました。
ピンバック: 起動時間が7-8割短縮 パフォーマンス向上がすごい Parallels Desktop 14 for Mac – Parallels Night | Digital Life Innovator