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コソボって話すとみんなコソボ紛争とか危険な地域とかいうイメージしか持っていないようですが、実は2007年にコソボ共和国が独立して10周年。
セルビアと接する北部の一部を除き安全で、多種多様な文化の影響を受けたユニークで面白い地域だそうです。

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そんなコソボ共和国の駐日大使館から招待いただき、JICA地球ひろばで開催された「美食の国コソボ セミナーとワインテイスティング」に参加してきました。

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Leon Malazogu氏 駐日コソボ大使

コソボには豊かな食生活があり、オスマントルコ、地中海、スラブ、西洋など多くの地域の影響を受けた独自の料理がある。
赤ワインなども良いのでぜひワインテイスティングで確かめて欲しい。

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岡村 善文氏 元 国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)首席政務官

鍾乳洞、鱒の養殖場、スキー、乳白の温泉など、コソボには面白い場所がたくさんある。

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横地 晃氏 元 国連コソボミッション・プリズレン地方事務所民政官 現 外務省第三国際情報官

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国連コソボミッションでプレズレンに訪れたのは半年だったが忘れがたい思い出。

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厳しい冬を越すための暖房用の薪と木炭を支援。
コソボワインの輸出再開に向けた交渉なども手掛けた。

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安田 弓氏 元 JICA援助調整専門家(コソボ共和国欧州統合省派遣)

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コソボには地方ごとにその地の食材があり、各地の民族の影響を受けた多様な料理がある。

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仔牛は当時たった300ユーロだった。家庭で育てて捌く。

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村の食堂は家庭料理の延長。情報交換のために外食するような文化がある。

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パンは神聖な食べ物。焼きたてで無くてはならないので、とても美味しい。
父が家族に一人一人ちぎりながら渡していき、残さず食べるまで、席を立たないといった家族との時間を大切にする文化がある。

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カロリーの高い食べ物も多い。

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ハレの日には川床のようなところで鱒を食べたりする。

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各家庭にチーズがある。
家庭にある薪ストーブで作るシチュー料理も多い。
チェーン店はほとんどなく家庭料理の延長のレストランが多い。
常連客しか分からないが定額でたっぷり美味しい食事とお酒を頂けるレストランなども。

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日本人のイメージは良い。ODA支援でバーターなしで助けてくれる国のイメージがあり、親しみを感じている。
3.11も痛みを共有することになった。
コソボは人生を語らい腹を割った話ができる場所。ぜひそういった思い出を作って欲しい。

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セミナーでお話を伺ったあとはコソボワインのテイスティング

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チーズなどのおつまみも頂きました。

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コソボワインは紛争時にダメージを受けて、その復興が危ぶまれたが、残っていた在庫を日本に輸出するなどして、復興資金を得たそう。

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メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラーなどのワインがあり、それぞれその特長が良く感じられる素直で美味しい赤ワインですね。

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白ワインもすっきりしたのが色々。

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40%あるブランデーなどもありました。

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コソボワイン・ブランデー、見かけたらぜひ試してみて下さい。

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ちなみにJICA地球ひろばでは、写真展「美しきコソボ」が5月15日〜5月28日の間、開催されます。6月2日まで2F J‘s Cafeでは大使館お墨付きメニューを食べることもできるそうです。興味ある方はぜひ訪れてみて下さい
さらに5月17日には「コソボ共和国」展示オープニングセレモニー&文化・観光セミナーも開催されるそうです。