先日、Xperiaアンバサダーミーティングで、docomo、au、Softbankの3社から発売されることが発表されたSONYの5.2インチスマートフォンフラグシップ機Xperia Z3とdocomoから発売されるZ3と同等のスペックで4.6インチのXperia Z3 Compactの体験をしてきました。
100名ものブロガー、SNS発信者を呼んでのイベントで、ソニーモバイルコミュニケーションズおよびソニーの各機能の開発者からのプレゼンや多数用意された端末を自由に体験したりすることができました。
走りながらでも撮影できる驚異の動画手ぶれ補正搭載、ISO12800の高感度で暗闇でも写真が撮れるカメラ、ハイレゾ音源が聞けたりハイレゾアップスケール再生したり、ノイズキャンセリング機能にも対応したオーディオなど、ソニーの得意分野の技術を惜しみなく詰め込んできた意欲的なスマートフォンです。
まずはカメラ。
ソニーのレンズ、高感度センサー、画像処理技術をより薄型のモジュールにして搭載しています。
一番驚いたのがインテリジェントアクティブモードという動画手振れ補正。
Handycamで採用されている電子式手ぶれ補正技術を使って、走りながらでもスムーズにぶれない動画が撮影できるそうです。
しかも保存するタイミングをずらして、未来のフレームを解析しながら手振れ補正をかけるために、とてもスムーズな動画になるのだとか。
光学的手ぶれ補正だけだと回転を含んだ手ぶれに弱かったり、未来のフレームをみたりしながらなんてことはできないので、光学的手ぶれ補正の方が良いという訳ではないそう。
Xperia Z3で撮影した動画のサンプルや手ぶれ補正ありなしでの比較ですが、本当にこれがスマホの動画かと驚くほどアクティブなシーンでのスムーズな動画が撮影されています。
実際に開発者が様々なシーンで使ってみて、手振れ補正をチューニング。何度も何度も全速力で走ったりしたそうw
動画の途中で他社A,他社Bとの比較が出てきますが、某話題のスマートフォンの光学式手ぶれ補正搭載機と非搭載機ですね。
iPhone 6 Plusは動画に光学的手ぶれ補正を活用していないみたいです。
最後は実際にZ3で会場を撮影しながら歩いてみたものですが、わざと揺らし気味に撮影したにもかかわらずスタビライザーを使用したかのようななめらかさ。
会場には暗室があり、ほぼ真っ暗なのですが、ISO12800の高感度センサーで光がほとんどないところでも写真が撮影できたりします。
ちなみに写真上方の暗闇が撮影した場所。
CANON PowerShot G7Xで撮影したらこんな感じ。モデルはアスカさん。
iPhone 5sではほとんど撮影できませんでした。
Xperia Z3ではこんなにくっきりと。これにも驚きました。
あと、カメラアプリで面白かったのがフェイスインピクチャー。メインカメラとフロントカメラで撮影者の顔と一緒に写真や動画を撮影できます。
フロントカメラでは、顔認識して写っている顔を円の中に表示します。スマホを動かしても顔認識で顔をそのまま表示し続けます。
手前に複数人いればその人数分の円が出てきて、自由に配置などもできるようです。
大勢の集合写真に撮影者も入れたり、撮影者の表情を入れながら動画を撮ったりするのに良いかも知れませんね。
遊んでいたら顔認識の問題か同じ人を複数人として認識してしまうということもありましたが、まあ試作機なので..
次はオーディオ。Z2ではCD以上の音質のハイレゾオーディオを聴こうと思ったら、結構大きなUSB DACを介する必要があったのですが、Xperia Z3ではなんとDACを内蔵。そのままハイレゾ対応ヘッドホンを繋げば、ハイレゾオーディオが楽しめるようになっています。ハイレゾウォークマンにもなるってことです。
さらにハイレゾ音源だけでなく、既存の音楽コンテンツもDSEE HXというソニー独自技術により失われたデータを推定してハイレゾ相当の音質にアップスケールするそうです。
デジタルノイズキャンセリングも信号処理をXperia本体で行い、対応のコンパクトなヘッドホンでも最大98%のノイズ低減を行うそうです。
ハイレゾ音源も試聴してみましたが、やっぱり良いですね。
難しいこと考えないでもClearAudio+というので自動的にサウンド設定を最適化してくれるのが良いですね。
DSEE HXの効果も試してみたいな。
ノイズキャンセリングもなかなかすごいです。耳栓をしたように周りの音が消える感覚が味わえました。
ヘッドホンを選択するメニューもあります。
デザインはかなりシンプルで好感触。Z2の8.2mmからZ3は7.3mmに薄型化し、丸い玉を周囲に転がしたような丸みを帯びた外周になっています。
カラーバリエーションはZ3がホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーン、Z3 Compactがホワイト、ブラック、グリーン、オレンジになっています。パープルはなくなりました。
Z3のシルバーグリーンとカッパーは大人な金属のマテリアル感をイメージしたものになっています。
以下、プロジェクターの映像で分かりにくいですが、各色のコンセプトおよび利用イメージを掲載しておきます。
シルバーグリーン
カッパー
ホワイト
ブラック
そう、ホワイトはフロントベゼルがホワイトに。技術者の話では、今までは高品位な液晶を使っていたための技術的な課題もあって、どちらかというとブラックベゼルでオフ時に液晶部分がわからないよう、オフ時の液晶の色に合わせたベゼルを使っていたそう。今回は国内ではXperia初代以来となるホワイトベゼルを復活。
もちろん高品位な液晶は変わらず。動画などもとてもきれいに表示されます。
PlayStation 4と連携してリモートプレイで楽しむこともできます。
Xperia Z3の側面
背面の中心ロゴは、docomo版がdocomo Xi、au版がXPERIA、Softbank版がSONYになっています。前面ロゴはすべてSONY。
Xperia Z3 Compactの側面。こちらは透明なバンパーに囲まれたような感じになっています。なかなか好感触。
Z3 Compactは厚みが8.6mmなので、Z3より少し厚みがあります。
サイズの違いはこんな感じ。
Xperia Z3 CompactとiPhone 5sを比較してみました。液晶のインチ数は4.6インチと4インチとだいぶ違うのですが、本体サイズはあまり変わらない感じですね。
左からXperia Z3 Compact, Xperia Z3, Xperia Ultra, Xperia Z3 Tablet Compact。
省エネモードも充実。
手ぶくろモードなんてのもあるのですね。
コンデジやウォークマンの立場は?と少し心配になりますが、そんなこと関係ないとSONYの持てる技術を惜しまず投入して進化したXperia Z3。最近スマートフォンにワクワク感がなかったのですが、これはガジェットとしてかなり楽しめそうですね。ぜひ試してみたいな。
個人的にはXperia Z3 Compactがとても気に入りました(スペックも変わらないし)。iPhone 6は大きくなってしまったし、機種変するならXperia Z3 Compact ホワイトかなぁ。
あと、同時に展示されていたアクセサリーなどもありましたが、長くなりすぎたので別記事で。
ソニーモバイルコミュニケーションズ、ソニー、AMN、参加ブロガーの皆様、ありがとうございました。
ピンバック: [PR] こだわりの実現でより美しく高性能に Xperia Z4 タッチ&トライアンバサダーミーティング #Xperiaアンバサダー | Digital Life Innovator
ピンバック: [PR] デザイン・カメラ・音 その細部までこだわり続けるXperia Z4の開発陣 #Xperiaアンバサダー | Digital Life Innovator