みんぽすよりお借りしているPanasonic LUMIX DMC-CM1。CM1はSIMフリーAndroid スマートフォンと1インチイメージセンサー搭載デジタルカメラの融合ということで、Android搭載ならではの使い方を試してみました。
PC/MacのブラウザでAndroid端末を操作できるAndroidアプリ「AirDroid」。
これをDMC-CM1にインストールすると、CM1をブラウザから遠隔操作できるようになります。
カメラの映像をリアルタイムに確認したり、LEDライトをつけたり、シャッターを切ったりも可能。
撮影した写真はPC/Macに直接ダウンロードされます。
CM1内の写真を参照したり、選んでダウンロードすることも可能。
カメラメーカーのソフトに頼らず、こういう一般的なAndroidアプリも使えるのは面白いですね。
もちろんFacebookやInstagramなんかに携帯回線で直接投稿できるのも面白いです。
RAW撮影した場合、RAWとJPGの両方が一覧に表示され区別できず、RAWを選ぶとエラーになるというのはちょっと気になりました。
CM1にはPashadelicという風景写真のSNSのアプリがプリインストールされています。
きれいな風景写真の撮影位置・時間の情報などが分かるのは嬉しいですね。
マジックアワーや月の形、天気などの情報が表示されます。
さらにARで太陽や月の位置とその時間なども表示されたりも。
こういう情報は風景写真を撮るときに役立ちますね。
別のアプリやブラウザを使えば、地図や鉄道の通過時刻などもカメラ単体で確認できるので便利。
スマートフォン内蔵のカメラとの違いは、センサーサイズやレンズというのもありますが、LUMIXデジカメと同様のクリエイティブコントロールなどを搭載しているのも面白いですね。インテリジェントオート機能も優秀です。
シーンガイドもよく出来ていて、こんなシーンを撮りたいというのを選ぶだけで設定を合わせてくれます。
使ってみて気になったのが、夜景や暗いところの写真がブレることが多いこと。夜景を手持ちで撮るシーンモードを使っても、いまいちくっきりとならない感じがします。
最近のミラーレスやコンデジだと、こういう夜景や暗いシーンでも適当に撮っても手ブレしないほど手ブレ補正が強力な事が多いですので、これは少し残念でした。
あと、単焦点レンズなのは仕方ないとしても、デジタルズームが簡単に出来たほうが使い勝手が良かったと思います。
スマートフォンの内蔵カメラで満足できないのは、暗いところ、遠いところ、背景ボケだと思うので、一眼並みのカメラ性能を謳うなら前者2つも何とか実現して欲しいなと思いました。
でも、レストランなどで料理を撮るには最高ですね。シャッター音もさせずに綺麗に美味しそうに撮れるし、シェアなども簡単ですので。
Androidスマートフォンとしての性能を調べるためにAnTuTuベンチマークを実施してみました。
結構な高スコアで、性能的な不満は少なそうです。(ARROWS NXよりも高いです)
Android 5.0へのバージョンアップを5月中旬より実施されるそうですね。
ただし、ずっと使っていると本体が熱くなるのと、バッテリーの持ちがいまいちなのが気になりました。スマートフォンと同様に、通信機能のため撮影していなくてもバッテリーが減るので注意が必要です。
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