サントリートピックス主催のブロガーイベント「登美の丘ワイナリー 技師長が語る 特別ワイナリーツアー2013 秋篇」の続きです。
ブドウ栽培と醸造設備の見学の後は、セラーの中でのワインテイスティングと、レストランでの懇親会を楽しみました。
ワインテイスティングで頂いたのは下記のワインです。
1. 登美(白) 2010
2. 登美の丘 カベルネ・フラン 2005
3. 登美(赤) 2008
4. 登美ノーブルドール 1997
登美は登美の丘ワイナリー産の一番品質の良いものを厳選して作られたブランドで、登美の丘はその次に良いもので作られているとか。
ブドウは年によって品種毎の品質が変わりますが、品種の掛け合わせを変えたり、生産量を調整したりして、自信をもって提供できるものを出しているそう。
4は貴腐ワインと呼ばれるもので、ブドウに貴腐菌がついて中の水分が抜けレーズン状態になった貴腐ブドウから作られているそうです。
5つありますが、5はサプライズでテイスティングすることができたカベルネ・フラン 1975。何と38年ものですね。
少量しかない貴重なワインは商品にするのは難しいので、有料試飲コーナーとかに出してなるべく多くの人に楽しんでもらえるように考えているそう。
ワインの深い味を言葉で表現できるほどの語彙を持ち合わせていないのですが、ちょっと書いてみると、
1. 登美(白) 2010
口当たりが良くさわやかですが、香りもしっかり感じられ、深い余韻が続く感じで、かなり好み。
2. 登美の丘 カベルネ・フラン 2005
スモークのような深い香りが印象的で、飲みやすい赤ワインでした。
3. 登美(赤) 2008
少し複雑な香りと深みで表現が難しいですが、とても美味しい赤ワインでした。
4. 登美ノーブルドール 1997
蜜のような甘さが感じられます。昔アイスワインを飲んだことがありますが、それに似た濃縮された甘みがあり、かつ香りも豊かです。
(とっても美味しいのですが、少量しか生産できないため値段は結構します)
5. カベルネ・フラン 1975
独特な古さや力強さを感じる香りがありますが、味はまろやかで深い感じ。
昔はヨーロッパ同様のワインを目指しており獣臭とかが感じられるそうですが、今は日本独特の個性を目指しているため少しキャラクターが変わっているとか。やさしいけど芯があるエレガントで凛とした和服の日本女性のようなキャラクターを目指しているそう。
そういう個性と品質が認められて、様々な賞も受賞しているみたいですね。
チーズと合わせて飲むとさらに感じられる香りや味わいが変わったりして、とても美味しく頂けました。このチーズもとても美味しい。
もちろん完飲ですw
テイスティングのあとは懇親会までショップへ。
ここでもワインの試飲ができます。無料のものと有料のものがあり、無料のものは、
ジャパンプレミアム 甲州2012
ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA 2011
ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA ロゼ 2011
が試飲できました。
ジャパンプレミアムは国産ぶどう100%で作る日本ワイン。サントリーは品種毎に適した土地があるという考えで、長野、山形、青森などに契約ブドウ園があり、品種や産地を商品名にしたワインも色々と出しています。
技師長のおすすめは、このショップ限定での販売になっている「メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2011」。厳選された原料とこだわりの製法のため少量しか生産できないとか。
少し試飲させて頂きましたが、確かにこのロゼは良いですね。華やかな味わいと香りが感じられますが、甘すぎずすっきりとした味わいでした。
技師長のワインに関する話は尽きず、とても興味深かったです。とても話が上手い方です。
「シャルドネ 1993」という20年ものの白ワインなんてのもありました。少しだけ頂きましたが、白ワインも深みが出て香りも増すのですね。
さらに貴腐ワインのファーストヴィンテージ「ノーブルダルジャン 1975」なんてのもありましたが、こちらはかなりのお値段なので試飲は断念。
そして、ランチを頂いたレストランでの懇親会。下記、ワインを頂くことができました。
ジャパンプレミアム 甲州 2012
ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA
登美の丘 甲州 2012 *
登美の丘 シャルドネ 2011
登美の丘 赤 2010
ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA ロゼ 2012 *
ジャパンプレミアム かみのやまメルロ 2011 *
登美 赤 2008
最後の3本は国産ワインコンクール 2013 金賞受賞らしいです。
*が付いているのは9/17発売予定とか。
そして料理もとても豪華。
やっぱりサントリーの乾杯は「スコール!」三唱。
そのせいか、外はスコールのような大雨にw
料理はどれもワインと合ってとても美味しかったです。ワインはせっかくだからと金賞受賞のものを中心に色々頂きましたが、飲み比べると味や香りが違いが分かりますね。私は「登美 赤 2008」がやっぱり深みがあって一番好みでした。
サントリーの方やブロガーの方のお話も色々と聞けてとても楽しかったです。
懇親会が終わる頃には雨も上がり、
甲府駅に向かうバスの中からは富士山が少し見えたり。
今回はブロガー向けの特別編でしたが、登美の丘ワイナリーでは様々な見学ツアー・セミナーが用意されています。興味がある方は訪れてみては?
私もまた行きたいなぁ。
技師長はじめサントリーの皆様、参加ブロガーの皆様、ありがとうございました。