水郷佐原クルージング レンタルボートでチャレンジする水門はRPG感覚

ブロガー仲間のchawanさんがボート免許を取得されたということで、「花見クルージングやろう！」と言っていたのが4/12に実現。しかもずっと雨とか天気が悪かったのにこの日だけ天気というクルージング日和。同じくボート免許を取られたshamukichiさんと3人でヤマハマリンクラブ・シースタイルでボートをお借りしてクルージングしてきました。ちなみに私だけボート免許を取得していません。すみません…

ボートをお借りしたのは常盤利根川沿いにある水郷ボートサービスさん。
お二人ともボート免許を取得して初めての操船ということで、最初にビデオ映像で基本を再確認。私には初めての内容で勉強になりました。
そして、出港前に浅瀬の位置や水門（閘門）の通り方についての説明、航行ルートについてのアドバイスなどを頂きました。

今回お借りしたボートは8人乗りのAG-21。塗装したばかりでとても綺麗です。

出航前に燃料や船外機の確認を行います。

出港してすぐに桜並木がありました。

近づけないのが残念ですが、狭い運河の桜並木などだったらもっと桜を楽しめるかも。

初めての操船とは思えないほどリラックスして素晴らしい操船をされていたchawanさん。

常磐利根川はかなり広い川で他のボートも少ないので初心者には良いですね。

鉄橋では電車が通らないかなと思っていましたが、鹿島線はそれほど通らないようで。

しばらく行くと、外浪逆浦という広いところに出ます。工場なんかも見えますね。

shamukichiさんに操船を交代。

常磐利根川と利根川の間の運河には２つの川の水位差を吸収するための水門があります。つまり２つの水門の中に入り、水門を閉めて来た川から行く先の川の水位へ調整して移動します。パナマ運河などで仕組みを習った記憶があります。
常陸水門と利根川逆水門を通るのがおすすめみたいですが、この日は通れないということで、その手前の運河の水門を通過することに。

手前の水門は開いていたので、そのまま侵入。

中にはこんなロープがあり、このロープを引くことで水門を制御します。なかなかアナログな仕組みで驚きました。
常磐利根川から利根川に行くので利根川行きのロープを引くと、来た方の水門が閉じて、水位が調整され、出る方の水門が開くようになっています。

初心者ということで、なかなかロープにたどり着かなかったり、水流で同じ位置に留まるのが難しい感じでかなり大変でした。
後で聞くと、壁に寄せてチェーンなどにつかまっているのが良いみたいですね。

ひたすら時間が長く感じられ、ようやく水門が開き始め、光が差し込んだときは感動的でした。

右往左往する様子をタイムラプス動画でｗ。chawanさんがソニーのレンズスタイルカメラで撮影して編集されたものです。

利根川に出てスピードアップ。

ラジコン飛行機が飛んでいたり

鳥が飛んでいたり。

川からの風景も色々楽しめました。

川の駅「水の郷さわら」への入り口。最徐行で島の周りを左回りで侵入します。

ボートを桟橋に係留することができます（320円）。緊張気味に着岸されていましたが、見事スムーズに着岸。

この白い建物で手続きします。
このあと、レンタサイクルで佐原へ食事と町並みを観に行ったのですがそれは別記事で。

佐原観光から帰ったあとは再びボートで出港。

すぐ近くの「横利根閘門」を目指します。

横利根閘門は大正10年に作られた閘門で、レンガ造りの横開きの閘門。重要文化財になっています。
最初のロープを引くと手前の水門が開いていきます。

門が開くとこんな感じに。美しいですね。

横利根閘門の桜も有名みたいですが、すでにほぼ散っていました。残念。

２本めのロープを引くと、入ってきた水門が締まり、出て行く方の水門が開きます。

まるでゲームをしている感覚になりますね。

３本めのロープを引くと出てきた水門が締まります。

こちらも動画で。先ほどの水門と比べるとだいぶ慣れていますね。

この先の横利根川は釣りなどをされている方が多く、迷惑にならないように徐行する必要があります。

水鳥なども多いので、カメラでシャッターチャンスを狙うのも面白いですね。なかなか上手くいきませんでしたが。

しばらく行くと川の横幅いっぱいにネットがかけられたところに。魚が逃げないようにするためらしいです。
横の白い建物に人がいて、通過する船舶があればネットを下げてくれます。（寝たりしていなければ、とか）

恐る恐る近づきましたが、ちゃんと下げてくれました。

ボートにはGPSと水深が分かる魚群探知機が付いていましたが、ここでは魚を捉えていました。

桜や菜の花もほんの少しありました。もっとあったら綺麗なのでしょうね。

横利根川から常磐利根川へ。出た辺りも桜の名所らしく、少しだけ桜が残っていました。

ここから霞ヶ浦がすぐなので、レンタル時間がわずかしか残っていませんでしたが、霞ヶ浦をすこしだけ航行。

水郷ボートサービスへ帰着。
10:30から16:30の6時間。途中佐原に2時間くらいいたので、4時間みっちり楽しみました。

花見という意味ではちょっと物足りませんでしたが、水門チャレンジや写真撮影など楽しめました。
ボートの操船はやはり惰性やタイムラグがあり、横から見ていても難しそうでした。でも、最後にスタッフの方に見せていただいた操船はさすが。バックを使って如何に惰性を殺すかがポイントみたいです。
また、別の見どころも沢山教えていただきました。ぜひ、またボートを楽しみたいな。

AndroidのMy Tracksアプリを使って記録した航跡がこちら。このデータを利用して写真には位置情報が付けてあります(時刻設定の問題で少しずれているかも)。その方法なども別の機会に紹介したいと思います。

chawanさん、shamukichiさん、お疲れ様＆ありがとうございました。