随分前ですが、瑞起のクラウドファンディング「#X68000 Z|「時を、超えた。」伝説のモンスターマシンを復活させたい!」のリターン品「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」が届きました。
X68000シリーズはSHARPが1987年〜発売したパソコンで、その独特の格好の良いデザインとCPU、機能で憧れていたけど、FM-TOWNSを買ったのでとても買えませんでした。私の大学時代に開催されたシンキングラビットの「倉庫番自動解析プログラムコンテスト」(倉庫番ってのはパズルゲームで、その解を得るプログラムのコンテスト。当時のパソコンのメモリ容量や速度だとかなり工夫しないと高速に解けなかった)で優勝して、優勝賞品として頂いたのが「X68000 XVI」(本来は別のパソコンだったけど替えてもらった)という思い出深いパソコンです。DoGA CGAとかも懐かしい。
そんな初代X68000を当時のデザインを再現しつつ小型化して復活したのがX68000 Zです。
届いたダンボールはとても大きくてびっくり。
クラウドファンディング3億円達成記念の「X68000 Z特製ノート」
外箱も昔を思い出すようなデザイン。
本体、マウス、キーボードなどそれぞれ別の箱に収納されています。
封筒の中にはギャランティカードが入っていました。
Serial No.が入っています。(支援したのは遅かったので、シリアルNo.は支援順という訳でもなさそうですね)
このSerial No.はマウス、キーボード、本体にも入っています。
Secret KeyはコミュニティサイトZ-CLUBでの製品登録に使います。
マウスは今だととても大きく感じますが、こんなデザインでしたね。スクロールホイールが追加され、サイドボタンも2つになっています。
光学式で、背面にマウスとトラックボールの切り替えスイッチがあります。
カバーを外すとトラックボールに。
キーボードはさらに大きく感じます。こんなに大きかったのですね。
レイアウトはX68000と同じでLEDも同じ位置だそう。
背面スイッチで、Windowsのキーレイアウトに変更可能です。
本体は大幅に小型化。サイズは1/2以下で重量は1/10以下の約600g。
SoCは“瑞起 Z7213” 。Quad-core Cortex A7アーキテクチャ/Mali-400 GPUを採用したARMベースのSoCで、複数のレトロミニゲーム機に採用された実績があるものです。メモリはDDR3 512MByte、ストレージはNAND 512MByte。
キャリングハンドルもちゃんとポップアップしますし、POWERスイッチやEJECTボタン、上面のRESETスイッチ、INTERRUPTスイッチなども機能します。
フロッピーディスクドライブ風なスロットはSDカードスロットになっています。
背面にはHDMI端子、USB Type-A端子x4、電源用USB Type-C端子にUART端子(シリアルインターフェース)も付いています。
ケーブルはUSB Type-Cケーブル(電源用)、HDMIケーブル、UARTケーブルが付属しています。
ACアダプタは付属していないので別途用意する必要があります。必要に応じてDirectInput方式のUSB接続ジョイスティックも。
簡単な取扱説明書と特典ステッカー
フロッピーディスクを模したSDカードケース。
中にシステムディスク、グラディウス、超連射68kのSDカードが入っています。
システムディスクのSDカードを入れて、電源を入れてみます。
インジケーターもちゃんと光ります。
Human68k。こんな画面でしたね。
X-BASIC for X68000を起動。
入っていたサンプルプログラムを動かしてみたり。
ゲームのディスクは入れて電源を入れるだけでは起動しません(出荷時)。
電源ONの状態で本体上部のINTERRUPTボタンを押しながらRESETボタンを押し、下記画面が出るまでINTERRUPTボタンを押し続けます。
Boot settingを選んで、
X68000 Z launcherを選んで、メインメニューに戻って、Exitを選びます。
X68000 Z ゲームランチャーが起動しました。
なかなか面倒ですが、昔ってこういう分かりにくい操作とかよくありましたよね。
さて、懐かしさのあまりX68000 Z 入手しましたが、何か作ったりして遊べるかな?