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Pocketalkを使っていて、これ長時間録音して議事メモ作成に使えないの?なんて言っていたら、まさにそのような製品、AIボイスレコーダー「AutoMemo(オートメモ)」が登場しました。長時間会話を録音して、クラウドでAIが文字起こし、すぐに画面で文字と音声を確認できたり、クラウドサービス連携して活用したりできるスグレモノ。とても興味があったので、ソースネクスト株式会社よりレビュー用にAutomemo Sを無償提供いただき、使ってみました。
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実はAutomemoには、ボタン一つのシンプルなAutomemoとタッチ液晶が付いているAutomemo Sがあります。今回使うのはAutomemo Sの方。Automemoでも文字起こしの精度は変わらず、スマホアプリを使えば同じようなことができるそうです。
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Automemo S本体とUSB-Cケーブル、ACアダプタ、取扱説明書が入っています。
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本体の充電は付属のものでなくても可能ですが、高出力のUSB-C電源では充電できませんでした。充電したつもりでバッテリーがないということになるので注意が必要です。
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Automemo S本体は、なんとなく昔のiPodを思い起こさせるデザイン。Pocketalk Sとも似ていますね。サイズは名刺ケースのコンパクトさで持ち歩きにも便利。
ホワイトカラーの前面にタッチ液晶が付いていて、スマホのようにタッチで操作できます。また録音開始終了のボタンは画面下の光っているところで、こちらは物理ボタンでなくタッチボタンです。本体右側には電源ボタンが付いてます。
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本体の側面と背面はメタリックなシルバー。
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底面には、充電用のUSB-C端子の他に、マイク用、イヤホン用の3.5mmジャックが付いています。
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本体にスピーカー、マイクは付いているので、本体だけでも利用可能ですが、
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外付けマイクやPCの音声出力を接続して使うこともできます。
イヤホンやスピーカーに録音中の音声がパススルーはされないみたいなので、PCとイヤホンの間に挟んで使うというような使い方はできないようでした。ここだけが残念。リモート会議をライン接続で録音しようとしたら、録音用と会話用で別々に会議に入った方が良さそうです。
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セットアップは簡単でWi-Fi環境の設定とGoogleまたはAppleアカウントを設定すればOK。
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毎月1時間までは無料でテキスト化できます。月980円のプレミアムプランに加入すれば、月30時間までテキスト化できます。
また1回1,480円で10時間分チャージも可能。
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ワイヤレスイヤホン・マイクとBluetooth接続することも可能です。
あと、音量や画面の明るさ、画面ロック、スリープ時間などが設定できます。
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日本語だけでなく多様な言語(現在72言語)の文字起こしが可能です。ただし、自動認識したり、複数言語が混じった会話のは文字起こしはできず、テキスト化言語の設定で設定した言語で認識して文字起こしします。
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操作はとても簡単で、画面下の光っているボタンをタッチすると録音スタート。
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もう一度タッチしてOKを押すと録音停止です。
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Wi−Fiでインターネット接続された環境であれば、録音終了から録音時間の1/3程度で文字起こしされた文章が届きます。
ネット接続されていなければ、録音のみできて、ネット接続されたときに文字起こしが届きます。
外出先では、テザリングで利用しても良いし、職場や家に帰ったときにWi-Fi接続しても良いというのは便利ですね。
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文字起こしの精度はかなり高く、句読点が付いているので非常に読みやすいですね。
しっかりとしたスピーチや議論はもちろん、砕けた会話も驚くほどしっかり文字起こしされていました。リモート会議などでもしっかり認識できました。
文字と音声が同期して再生可能ですので、意味がわからない部分があってもそこをポイントして再生すれば音声で確認できます。
ただ、「えっと」とか「えー」とかいう言葉も文字起こしされてしまったり、誰が発言したかというのはわからないので、議事メモとして残そうとしたらそれらを編集する必要はあります。
Automemo Sを使えば、一生懸命にメモを取らなくても、しっかり会話を録音し文字起こしまでしてくれるので、議論や会話の内容に集中することが可能。議事メモや記事の作成もあっという間にできます。気になるセキュリティ面も、データの送信はHTTPS、録音データや文字起こしデータの閲覧・利用もないとのこと。
しっかり会話の録音と文字起こしをしてくれるAIアシスタントとしてAutomemo Sを活用し、メモ取りから開放されましょう!
ソースネクスト: AutoMemo(オートメモ)