欲しくなるオーラを放つ SONY VAIO type P ポケットスタイルPC体験会

昨日は銀座ソニービルで話題沸騰中のソニーの小型ノートパソコンVAIO type Pの体験会に参加してきました。
用意されたtypePの台数の関係でAMNパートナーの方と入れ替えで、モノフェローズ向けのプレゼン、一人1台typePを銀座の街に持ち出しての体験、そしてソニーの開発者やモノフェローズの方々との懇親会(希望者のみ、有料)とかなり内容の濃いイベントで楽しめました。
まずは下記動画(3分6秒)をご覧下さい。

HDR-TG1で撮影したHD動画とDMC-LX3で撮影した写真をみんぽすからお借りしているVAIO type TVAIO Media Storyでほぼ自動で編集したものです。)
みんぽす


VAIO type Pは小型モバイルのあり方として、基本に立ち戻り、キー入力のしやすさ、情報表示能力の高さに着目しているそうです。実は1年半くらい前から企画が始まり、ネットブックの流行前からあのようなスタイルを考えており、そういう意味で他のネットブックと違うのは当然ですが、ネットブックの流行で価格設定には苦労したとか。
設計の目標としては下記のようなものだったそうです。
・世間の話題をかっさらい、VAIOに注目を集める!
・スペック度外視で、見た瞬間に欲しくてたまらないオーラを放つ!!
この目標はかなり達成されているのではないでしょうか。発表と同時にかなりの反響で、CTOできるSonyStyleでの納期もかなり先になってしまっていますし・・。ネットブックとは違うスタイル、解像度等で思ったより安いですからね。
この裏には、実に多くのこだわりや工夫が隠れていました。
薄さ、奥行きには徹底的にこだわり、とても多くのモックを作成し、さっと持てる、持ち運べる、使いやすいものを比較したとか。通常これだけ多くのモックを作成することはないみたいで、本当に多くのサイズのものがありました。確かに比較してもtype Pのサイズ、薄さ19.8mm、奥行き120mmというのは持ちやすかったです。
液晶サイズも色々考えられた結果8インチに。特別に作成した高精細液晶だとか。
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スタイル重視で(軽く感じるはずと)重さにはさほどこだわらなかったそうですが、中身は徹底的に軽量化の工夫がなされています。フレームやディスプレイなど各部品の軽さには持ってみて驚きました。

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また、基盤も徹底的に小型化されています。あのサイズにおさめるために、多層構造なのはもちろん、コードを直付けしたり、微妙な隙間まで活用したり、折りたたみにしたり等。
デザイン優先で、全周ラウンドフォルムかつ上下フラットを実現するために部品の配置もかなり苦労したらしいです。
メインボードはとても小型。CPUもすごく小さいです。
ファンレスかつこれだけ密度が高いので熱対策も課題だったそうですが、とてもバランスよく熱分散できたとか。SSDを選択すれば本当のゼロスピンドルなのですね。
ちなみにHDDからSSDへの換装はサービスを利用してほしいとのこと(アダプタが必要なので個人では無理とか)

バッテリの持ちは、標準で4.5時間、大容量で9時間。9インチなら5時間、10時間になったそうなのですが、やはりサイズを優先したとか。
可変トルクヒンジを採用し、ディスプレイが軽い力ですっと開き、持ち運び時にはしっかり閉まる構造にしたそうです。

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さて一人1台type Pを。用意されたのは店頭モデルVGN-P70Hの試作品でクリスタルホワイト、ガーネットレッド、ペリドットグリーンの3色です。私はペリドットグリーンを選択。グリーンというのは珍しいですが深いグリーンで悪くない色です。ラメっているのと指紋がつきやすいのが気になりましたが。グリーンというのは家電では売れない色として有名らしいですね。でもこの色も良いので敢えて用意したとか。
VAIO type Tバーガンディーレッドの上に置いてみました。やはり小さいですね。

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液晶の発色は良さそうです(日照下では分かりませんが)。高精細な液晶は良いですね。作りも安っぽい感じはないですね。
こだわりのラウンドフォルムも手になじみ持ちやすいです。非常にシンプルでシールの類もほとんどないのが好印象です。
気になっていた点、なぜVistaなのかについては2つの理由があるそうです。一つはAVCHDのハードデコーダがVistaでないと、文字が細かくなってしまうのでdpi変換機能やシステムフォントが優れているVistaを選択したとのこと。XPは現状無理ですが、ドライバ等の検討はしているとか。

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さて、ここでミッションです。VAIO type Pを銀座の街に持ち出して、体感して感想を聞かせてほしい。特に、type Pに搭載されているx-RadarとPetaMap(+プロアトラス)によるオフラインでの周辺情報検索を体感してほしいとのことでした。
このVAIO type PにはGPSは搭載されていませんが、PlaceEngineが搭載されており、無線LANのアンテナ情報(通信する訳でなくどんなアクセスポイントがあるかの情報)に従ってDBと照合して位置を推定できます。その推定された位置情報からPetaMapの周辺情報を検索し表示したり、プロアトラスと連携したりということがローカルに入っているのでオフラインでできます。無線LANスポットを検索して、オンラインになるなんて使い方もできます。

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まだ発売していないtype Pを銀座の街に持ち出して1時間ほど試用しました。コンパクトなのでお尻ポケットは無理でしたが、コートの内ポケットには入りました。
PlaceEngineでは無線LANのAPが検出できないと位置情報はもちろん分からないですし、精度もいまいちなのでさすがにナビに使うのは無理がありますね。
それに周辺情報を知りたい時はすぐに位置を知り検索できるGPS付きケータイのサービスの方が便利ですね(Google Map Mobileとかここらでとか(笑))。
(全く関係ないですが、ここらでをPCから使うとPlaceEngineが使えるようになっています)
近くのカフェを調べて行ってみたところ行列が・・。何とか探しまわって別のカフェに入ったものの無線LANのアクセスポイントなしで位置も検索できず・・。
まあそれはともかく、持っていたPHS300を使ってインターネット接続してみました。
1600×768の液晶はブラジングには良いですね。2画面並べて使えます。
キータッチは少しかるいですが問題なく文字入力できます。スティックポインターも昔LibrettoやThinkpadを使っていたためか全く違和感なく使えます。
ただ、アプリケーションの立ち上げや動作が遅く、引っかかりを感じました。

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Vistaの終了や立ち上げ、休止復旧も結構時間がかかります。
そのためのインスタントモードは15秒くらいで立ち上がります。LinuxなのですがXMBメニューが動いて良い感じですね。ただここから各機能の立ち上げもちょっと時間がかかってしまいます。もう少し軽くならないかな。
インスタントモードからインターネットアクセスも可能でFirefox2が立ち上がります。みなさん同じような感想でしたがこのインスタントモードに文書入力ができるアプリがあればちょっとしたメモを取るのに使えそうですね(ポメラがあれだけ注目されたのだからニーズはあるのでしょう)。この点は開発者に強くインプットされたので、ファームアップ等で追加されることを期待したいです。
ワンボタンで2つのウィンドウが整列するのは良いですね。
私がモバイルPCを使うとすれば、このようなイベントでのメモや旅行や帰省時の写真や動画の取り込み、編集、ブログ等のアップ用としての役割が多いです(会社の規定で仕事では個人PCを使えないので)。
そのような視点でインスタントモードでの写真や動画の扱いや文書作成ができたら良かったのですが、残念ながらそういう使い方は難しそう。AVCHD動画をインスタントモードで扱うことはできません。
Vistaでもソフトが分かりにくくその場で取ったHD動画を再生してみようとしましたが時間内ではできませんでした・・。使ってみた感じメディアの視聴はできそうですが、編集は重そうですね。
ということで、開発者の思惑通り見た目やハードでかなり欲しくなってしまいましたが、ちょっと動作の重さで躊躇しています。やはりこういうデバイスはサクサク動くことが一番ですからね。Vistaの輪っかがクルクル回り続けるのはストレスが溜まります・・。
あとで少しだけ触ることができた1.86GHzのCPUでSSD搭載のCTOタイプでは少し動作は軽そうでしたので、買うなら少し高くてもこちらの方が良いですね。重さも実感できるほど違って軽く感じました。
まだ発売されていないWWAN+GPSは基盤の都合上セットですが、ドコモと契約しなくてもGPSが使える(アシステッドGPSではない)タイプだそうです。
タッチパネルを搭載しなかったのは、スタイルがタッチしにくい形なのと高精細なのでうまく操作できないと思ってとのことでした。でもタッチパネル搭載の方が良かったな。
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懇親会では、技術者の他、CESから帰着されたばかりのデザイナーの方なども参加され、非常に熱い話、興味深い話を伺うことができました(一部は上に書いています)。
SONYとは関係ないですが、大雪の島根から遠路参加されていたモノフェローズのflossさんからピンバッチを頂きました。Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏が松江の方で、市を挙げてRuby City MATSUEプロジェクトとして盛り上げているんだとか。ありがとうございました。
とても楽しいイベントでした。
SONY、Koozyt、WillVii、モノフェローズの皆様ありがとうございました。
(みんぽすでtype Pの最速CPU&SSDモデルをぜひ貸し出してほしいなぁ)
他のモノフェローズの方のレポートはトラックバックセンターで。
Sony Style(ソニースタイル)

欲しくなるオーラを放つ SONY VAIO type P ポケットスタイルPC体験会” への2件のフィードバック

  1. いち早くtype Pに触れて羨ましいです。しかし、WAN+GPS
    のGPSはドコモと契約しないと使えないのですか。(´ヘ`;)う〜ん・・・

  2. ドコモと契約しなくてもGPSは使えるそうですよ。
    記述が悪くて誤解を与えたようなので修正しました。

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