久々に開催されたチェコ親善アンバサダーミーティング。チェコのホームペーパーパペットシアターやホットワイン(スヴァジャーク)の作り方などを教えていただきました。
ミーティングはチェコ共和国大使館とオンラインで開催。私は大使館で参加させていただきました。
まずはチェコ親善アンバサダーのイラストレーター・グラフィックデザイナーの松本沙希さんプレゼンテーション。松本さんはチェコで活躍されており、来週にはチェコに戻られるそう。
紹介していただいたのはホームペーパーパペットシアターキット「DidaDiv」。チェコのマリオネットは有名ですが、子供の頃から人形劇に触れる機会が多く、自分たちで創作したり表現したりというアート教育が広く行われているそう。
松本さんはホームパペットシアターDidaDivのプロジェクトに参加し、ワークショップなど開催されています。
このDidaDivに入っているボール紙を組み立てると即席のシアターの出来上がり。背景用のボール紙も2枚入っているので、その両面+シアターの5つの背景を切り替えて場面を作成できます。
さらに入っている登場キャラクター用のボール紙と竹ひごを組み合わせて、パペットの出来上がり。
ボール紙でできているので、背面にパペットを刺して待機させておいたり、シアターの上に自立させたりも可能。
組み立てるとスマホ用のスタンドになるボール紙も入っています。ここにスマホをセットして、パフォーマンスを録画し、YouTubeなどで公開することができます。
とても良くできたホームパペットシアターDidaDivですが、やはり難しいのはストーリーの制作。テーマを設定しワークショップ形式で様々なアイデアを出しながら皆でストーリーを作ったり、ユニークな演出を考えたりされているそうです。
アフリカをテーマに制作された作品の例。
ホームペーパーパペットシアターキット「DidaDiv」は、約2000円で販売されています。
チェコでは人形劇による表現が盛んですが、意外とアダルトな表現もあったりするそうで、これはドイツやソ連などによる表現や文化が抑圧された時代に子供に歴史を伝えたりする手段として使われていたというような事情もあるそうです。
チェコ政府観光局日本支局局長のシュテパーン・パヴリーク氏からは、ホットワイン(スヴァジャーク)の作り方を実演していただきました。チェコでは寒い冬に良くホットワインが飲まれます。私もクリスマスマーケットやレストランでホットワインを頂きましたがとても美味しかったですね。
ホットワインと言えば赤ワインのイメージでしたが、白ワインでも作るそうで、今回は白ワインで。
ワインを鍋に入れて、加熱します。
ホットワインはスパイスが決め手。シナモン、八角、クローブ、オレンジまたはレモンの皮などを投入。
さらにザラメを投入。
沸騰する直前くらいまで加熱して出来上がり。色々な作り方があるみたいですが、とても簡単ですね。
スライスしたレモンを入れたコップにホットワイン(スヴァジャーク)を入れていただきました。
温まるしスパイスが香ってとても美味しいです。
松本さんが作ってきてくださったケシの実のケーキ「マコヴェッツ」。チェコではメジャーなお菓子だそう。
さらにチェコ政府観光局でチェコで買ってきたというお菓子の数々。チョコとウエハースまたはビスケットというお菓子が多かったですね。パッケージの色によって、ダークチョコ、ミルクチョコなど決まっているそう。色々試食させて頂きました。
個人的には「KOLONADA」が一番美味しかったかな。チェコでは焼きたてを食べれるそう。お土産としても人気とか。
チェコ共和国大使館地下にあるチェコセンター東京の展示室では展示「チェコと日本を結ぶ文学」を開催中。日本とチェコの文学上の交流を知ることができます。
第2部日本文学のチェコ語訳が12月29日(火)まで※展示されています。入場無料ですよ。
※平日10:00~19:00(12月24日・25日は休館予定)
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